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2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

反逆のトラバース 草加&木更津アタック①

2020-10-25 07:40:06 | グレートトラバース
コロナ禍による在宅勤務の増加のため会社で「健康増進歩こうキャンペーン」なるものが開催されている。





「凄い歩数ですね。何かやっているんですか」会社の運営担当部門から問い合わせがありました。





房総半島グレートトラバースのことなぞ話すつもりもないし、そもそも社員の健康にまで「あーだこーだ」口出しされるのが腹が立つ。




「余計なことをやらせて従順か見てるだけなんだからハイハイ言ってやればいいんだよ」





そういう奴らが俺をリストラしたんじゃねぇのかよ・・・。







行き先を色々変えて長距離を歩く練習
しています。
今日は埼玉県草加市にへ向かうことにした。

スタートは11:30と遅くなりました。




江戸川を渡るのはいつもの事だが、渡る橋が違う。


葛飾八幡宮。
電車の踏切とセットになっていていい雰囲気。
近場にあるのに知らなかった。


本日、江戸川を渡る橋はこの橋だ。




江戸川を北上し、一旦、東京都葛飾区に向かいます。



単調な江戸川沿いの道路だが、綺麗なので足取りも軽い。




葛飾区と言えば「わたくしぃ、生まれも育ちも葛飾柴又」でしょ。




勿論、はずしません。




「帝釈天」




映画のイメージよりも重厚だ。


「帝釈天の産湯に浸かり、姓は車、名は寅次郎・・・」

この水がその産湯なのか。




寅さんが育った商店街は映画のイメージそっくりだ。






ここが映画の基になった団子屋!


帝釈天と帝釈天門前商店街が楽しくて予定以上に寄り道し過ぎました。





あとゴールまで2時間半。


東武線の金町行きは単線か。


路面電車のようでこれも新発見。


葛飾区、なかなかに面白い処です。




葛飾区から中川を越え足立区へ。




そして埼玉県に突入。



草加市に入った時には既に日が暮れていた。

スタートから約28キロ。






「健康のために歩きなさい」





会社から言われる筋合いではない。






会社に媚びて、もううんざりだ。





自分の健康くらい自分でケアします。
自分でやりたい事があるから「歩くのです」
上っ面な理由で付き合わせるな。時間のムダだ。






寅さんのようなフーテンにはとてもじゃないがなれないけれど、見せかけだけの理屈や数字で縛るなら、桁違いの結果で返してやるよ。



明日も木更津まで歩いてやる!


未熟者アドベンチャーレーサーの挑戦は明日に続く。


房総半島グレートトラバース 挫折

2020-10-20 23:30:50 | グレートトラバース
炎天下の房総半島トラバースは本当にきつかった。






雨傘を日傘代わりに使い、朝7:00からさしっぱなしだ。



目標中継点の長浦を前に、1時間も予定をオーバーしてしまう。



手前の姉崎イトーヨーカドーに入ってからだを冷やさせて頂いた。
イートインコーナーでたむろっているおばちゃんたちは、異様なおっさんが汗まみれで乱入して来たので呆気にとられている。





「1日30キロまでしか歩けないよ」





うとうと10分、2回も寝入ってしまった。







イトーヨーカドーに感謝。






先を見れば炎天下に続く直線道路。




ここまでに水を4リットル、おにぎりを食べる気がしない。





木更津川崎アクアラインを見ても胸に沸き上がるものもなし。






明日、歩けないよ。





木更津駅に着いたのは17:30。


予定を2時間オーバー。






挫折感満載だ。






もっと鍛えなきゃ。もっと歩く練習しなければ。重いバックパックを背負って・・・。






練習と計画のやり直し。




次はせめて富津まで。
館山は遥か彼方の目的地に思える。







銚子までのグレートトラバース。






お土産がない木更津でアサリのつくだ煮を買った。







「自分への慰めか・・・」






千葉行き電車の案内掲示板を見たら思わず泣けてきた。




甘く考え過ぎた。無謀だね。
敗者には挫折しかない。

東京ミニトラバース 遠距離使いっ走り②

2020-10-20 07:58:36 | グレートトラバース
御徒町アメ横でマグロのサクを買って来て、と頼まれ25キロのトラバース、春日通りを上って行く。



春日通り。



「春日通り」なんて自分もさも知ったように言っているが、その上は「蔵前通り」その先が本所吾妻橋、なんて有名処を平然と説明出来る人がどれほどいるのだろう。



「四つ目通り」「三つ目通り」は耳にしたことがあるがどからどこまでの道で、その位置関係がどうなっているのかさっぱりわからない。


「二つ目通り」はあるのか。



やはり江戸の香りが残っていると粋でカッコいいと思ってしまう。




何故その位置関係がわからないのか。
何故有名処が線で結べないのか。



歩いていないのも一つだが、はっきり言って、亀戸、錦糸町、上野、浅草、御徒町、なんて、ガキが遊んではいけないところだったから。



ガキにとって“怖い街”だった。
大人の世界の街で、ガキが入り込む余地などなかった。




だからこの界隈の事を知らないのだ。





隅田川を渡ると浅草や御徒町だ。



アメ横ではマグロのサクは他の魚とセットで売り付けられ、結局高く買わされたり。
百貨店では手に入らない宝物が手に入ったり。
チンピラにウソの映画チケットつかまされたり。



胡散臭さや情念が渦巻く人間臭さがブンブンした。




浅草や御徒町を歩くと
「俺も大人になったぜ」なんて肩で風切りいきがったりしてね。





やっとたどり着いたアメ横は、外国人の露店が大半を占め、コロナ禍でマグロサクの一本も売ってないありさまだ。



「お前もお高くとまった東京に成り下がったか。つまんねぇ街」





マグロのサクの件はカミさんに詫びた。







疲れた体にアメ横の寂寥感はお似合いだった事だろう。



「当分、来ることはねぇな」

東京ミニトラバース 遠距離使いっ走り①

2020-10-19 07:37:54 | グレートトラバース
「遅い!ミスタードーナツ混んでたの」


「いや、二駅先の駅のミスドまで歩いて買いに行ったので遅くなった」





「はっ?」





グレートトラバースの練習をするようになってから目標が片道3キロ、4キロとなると散歩程度に思えるようになった。




距離感がぶっ壊れています。



「だって、グレートトラバース3
の田中陽希さんは免許更新のために400キロの道のりを歩いて帰るんだよ。ドーナッツ買いに片道4キロなんて屁みたいなもんだろ」




「自分を田中陽希と思うな!」







昨日は雨だったので今日は歩く練習出来るな。




「秋葉原まで歩いて行ってきます」


取り敢えず登山計画ならぬグレートトラバース練習計画を宣言し、千葉県某所から出発しました。



自宅の千葉某所から歩いて東京に出るルートはランドマークをたどれば簡単だ。覚えてしまったよ。



こいつの下をくぐり抜けます。



真っ直ぐ行くと江戸川に出ます。

綺麗な江戸川の交差点。ハブポイントた。

土手に上がり手前の橋を渡ると東京湾岸部を狙うルート、一つ上流の橋を渡ると、亀戸、浅草、スカイツリーを狙うルートになる。



秋葉原狙いなので少し上流の橋を渡る。



「おっ、富士山」


見えにくいので写真を加工します。




橋の上では大勢のチャリダーが富士山の写真を撮っていた。

「「日本縦断こころ旅」か」




一直線に行って中川、荒川を渡る。

「なんだよ。この中洲、入れるのか。知らなかった」


この橋を真っ直ぐ行けば日本橋、少し北に曲がれば亀戸浅草方面。



次のランドマークが亀戸天神。


七五三だものな。
行きはよいよい、帰りは怖い、って帰りに何かあるのかなぁ。




お前もついでに撮っておいてやるよ。
しかし、いつでも、どこからでも視界に入ってくるなぁ。




亀戸駅前歩行者天国。

銀座と比べたら可哀想だ。今時、なかなかないよ。






「秋葉原に行くならアメ横でマグロのサク買って来て。夕飯にするから」



ここで千葉某所自宅から鬼指令。
やっぱり帰りに怖い何かがあったぜ。



マグロのサクを買いにここから徒歩で5キロ、自宅から25キロ先の御徒町へ。




この変態的行動がフツーに受け入れられなければグレートトラバースなどとは語れない。




ここまで歩いても足に余裕がある嬉しい自分と、荷馬車のように扱われる悔しい自分と・・・。





「目標御徒町!徒歩でマグロのサクを買いに25キロを訪ねる「こころ旅!」ではなく、変態ショッピング!」





未熟者アドベンチャーレーサーの挑戦はつづく。

房総半島グレートトラバース 館山から千歳アタック②

2020-10-15 07:20:23 | グレートトラバース
房総半島一周を成功させるには館山を中心とした宿泊移動プランが必要なので、館山で手頃な宿泊先を探しておかねばならない。




本日ゴールの千歳駅から再び電車に乗って館山に戻った。





でも、心の半分は朝に見た真っ青な空に見事な暖色を配した、まるで絵画のような館山の街並みを、目だけでなく体で感じたいとの想いが占めていた。







駅から一直線に暖色の街並みを抜ければそこは海。




心憎いまでの演出に、ますます足が軽快になる。





「また来よう。いや、来なければならないのだが、館山を想って辛いロードも乗り越えよう」




朝とは変わって厚い雲に覆われているが、それさえ呑み込んで尚、街が館山を語っている。


館山とはそういうところだ。






「本当にいい一日でした。神様ありがとうございました」





館山から銚子へ。





千歳駅から見たあの線路はゴールの銚子に続いている。




虚勢を張らず
苦しさを訴え情けを乞わず
あらぬ心労で怯えず




「心から楽しめ」




今度訪れる時は房総半島グレートトラバース本番の時。
それまでは、館山の暖色が色褪せないよう心に大事にしまっておくのだ。



未熟者アドベンチャーレーサーの挑戦は続く。