団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

「三丁目の夕日」の時代(50年前)・・② 週刊少年漫画誌

2009年05月05日 | Weblog

 0294 「少年サンデー」 創刊号

『少年サンデー』と『少年マガジン』が50歳を迎えたとのこと・・
今夜10時からNHK総合で “ザ・ライバル~少年サンデー・少年マガジン物語~” というのを放送するらしい。
朝日新聞の番組面コラム「試写室」には、“漫画はいかにして<文化>になったのか” とある。
今夜、視てみないと分からないが・・この2誌が今の漫画文化を築いたとでも主張するのだろうか?
もし、そうだとしたら、少々問題だが・・
しかし、硬いことを言わなければ、団塊世代のボク個人にとっては思い出深い2誌であることは間違いない。
    
この2誌が創刊された昭和34年は、39年とともに昭和史の中で最もエポックの多い年だったと思う。
御成婚、長嶋天覧試合サヨナラホームラン、ローハイド、レコード大賞、日産ブルーバード発売などいろいろあったが、少年漫画週刊誌の創刊は印象的だった。
当時、月刊の少年漫画誌が97円とか105円という値段だったとおもうが、1冊30円の週刊誌を月に4冊買えば120円で月刊誌の1冊よりも高い計算に悩んだりした。

『少年サンデー』の創刊号は、長嶋選手が表紙を飾り、確かプロ野球の選手名鑑が別冊付録だったことをよく憶えている。
 『少年マガジン』の表紙は、「栃錦」・「若乃花」ではなく少年に人気があった「朝汐」・・「巨人・大鵬・玉子焼」の直前だった
『少年マガジン』の創刊号表紙は横綱朝汐だった。  
両誌とも創刊当時は現在のような分厚い平綴ではなく、一般週刊誌と同様の中綴だった。
“漫画”から“劇画”になったことで分厚い平綴になったとおもうが、最近は“漫画”と“劇画”の区別がなくなってきたので、今夜のNHKはそれを如何に文化論的に分析するか・・
「子連れ狼」、「ゴルゴ30」、「無用の介」、「あしたのジョー」、「島耕作」は漫画ではなく劇画とみるボクには「鉄人28号」、「まぼろし探偵」、「赤胴鈴之介」、「イガクリ君」、「スポーツマン金太郎」、「巨人の星」、「オバケのQ太郎」が漫画なのだが・・

“劇画”という言葉は“漫画”に吸収されて“死語”と化したのだろうか?

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする