木内克(きのうちよし 1892-1977)は、水戸出身で、朝倉文夫に入門して彫刻を学び、その後渡欧して、パリでブールデルの指導を受けたそうです。約15年間のパリ時代には、テラコッタの技術にも習熟したそうです。帰国して二科展、新樹会などに出品し、第1回中原悌二郎賞などを受賞したそうです。代表作の一つである「エーゲ海に捧ぐ」は県立美術館で、「裸婦」や「猫」は水戸市立博物館で見られます。
「立」(1961) 茨城県近代美術館庭(千波町666-1) モデルは、木内の後半生約30年間、専属モデルとなったという松平須美子という女性なのでしょう。
「布をもった立ちポーズ」(1961) 茨城県近代美術館庭(千波町666-1)
「坐像」(1962) 茨城県立県民文化センター前(千波町東久保697)
「鶴」 ケーズデンキスタジアム水戸(水戸市立競技場 小吹町2058-1) 競技場開業は1987年だそうです。
「フクロウ灯籠」 さくら山遺品館前(護国神社 見川1-2-1) フクロウを自らの頭上にのせた作品もあるそうです。
酒門共有墓地(酒門町330)におかれたうずくまる女性像です。
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