金魚日和

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ノラ/のり/のる?/のれ!/のろ

2014年09月03日 | 旅行・観光地
Nikon D600 + AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
 
 
『納品書』と書かれた書類を『請求書』として提出したり、
先々月発行した請求書の日付が『2013年』になっていたり、
収入印紙を貼り忘れた領収証をドヤ顔で郵送してしまったりもするが、
日々、平穏に暮らしている。

ちなみ上記した《ちょっとお茶目なうっかりミス♪》は、
全てお一方を相手におこした不祥事だ(・ω・)
※Kさま/慎んでお詫び申し上げます:申し訳ありませんでした。


我ながら社会人としての資質を疑うが、
徳川光圀公に仕えておきながら『うっかり八兵衛』と呼ばれる行動しかとれない人や、
世界を救う職に就きながら、敵の用意した罠(カレー)に度々かかってしまう人(キレンジャー)、
国連が設立した国際的な防衛組織に属しておきながら、一人称が「おいどん」の人(キレンジャー)、
国連が設立した国際的な防衛組織に属する同僚から「大ちゃん」と「ちゃん付け」で呼ばれている人(キレン~略)、
それら偉大な先人ズに比べれば、自分なんぞまだまだヒヨっ子だ。
 

2週間程前、そんな自分に、
「・・・『あわてんぼうのサンタクロース』は抜いたかな?」と思わせる事件がおこった。
 


8月16日朝。
JR名古屋駅15番線ホームで『東京行き・のぞみスーパーExpress』を待っていた時のことである。

岐阜駅から在来線で名古屋入りしたmy一家は、発車時刻の10数分前に到着し、
指定席のある車両出入口付近で待機していた。

「ちょっとその辺りを撮影して来ようかな♪」

時と場所を選ばず、《少しでも時間があればスナップりたくなる》のがカメ爺マインド、
カバンからカメラを取り出し、それ以外の荷物はmy娘にあずけてプラっと♪散策に出掛けた。
 
「ぁ"ー!ソコのおっさんじゃまっ!」
「あれ?・・・なんか露出がおかしいなー。。。」
「新幹線速えぇーーーーーっ!!」
「プラットフォームだからプラっと♪て、、、ぷっ!ww」
「新幹線ちょー速えぇーーーーーーーっ!!」
 
そんなことを、入れ歯がしっくりこないご老人のようにモゴモゴくちごもりつつ撮影していると、
不意にポケットの携帯が鳴った。
  
 
自慢じゃ無いが、撮影中に携帯が鳴ると不機嫌度数が一気に上がる性格だ。
最高の被写体が最高のタイミングでレンズの前に現れるかもしれない瞬間を、
電話に出る/話している最中に逃してしまうかもしれないからだ。
 
 
携帯の画面で発信者がmy妻であることを確認すると、さらに不機嫌度を上げて電話にでた。
「・・・なに?。。。」
手下の失敗を聞かされた盗賊の親分 in 水戸黄門、的不穏な声で電話にでると、
無能な補佐官をとがめるアメリカ大統領 in ハリウッド映画、的な声がかえってきた。
「・・・・・・・・乗った?」
 
 
 
・・・え?
 
 
 
振り返ると、車両出入口付近で待機している筈のmy家族及び荷物ご一行さまがいない。
 
 
・・・・・・・え"?
 
 
 
どうやら、
『新幹線ちょー速えぇーーーーーーーっ!!』
の時に見送った新幹線が、自分が乗るべき『のぞみスーパーExpress』だったようなのだ。
 
 
・・・・・・・・・ふつー、乗り忘れるか?
 
『乗り間違い』や『乗り遅れ』などでは無く、『乗り忘れ』。
さすがに我が事ながら、呆れた。
と同時に、おかれている状況にパニくった。
なにせ、カメラ以外、一切何も所持していないのだ。
切符は勿論、免許証や財布、レンズキャップすらも、だ!
 
 
あわてて後続の新幹線に乗り、急いで車掌さんをつかまえ、事情を説明した。
「そんな人に乗られては困ります/豊橋で緊急停車するから降りて下さい/レンズキャップ位ポケットに入れておきなさい!」
なんて事を言われるんじゃないかとビクビクしながら説明したのだが、
自分より一回り以上年下だと思われる車掌さんは、
《とっても可哀想な生き物を見る目》をコチラに向けながら、諭すように言った。
「わかりました。空いている席(自由席車両)をご利用下さい。」
 
 
それから1.5時間あまり、
車内で食べる為に買ったサンドイッチを一口も食べないまま、
(だってサンドイッチは10数分前に出発した新幹線に乗っているんだもん)
車内で読む為に持ってきた文庫本を一ページもめくることがないまま、
(だって文庫本は10数分前に出発した新幹線に~略)
車内で音楽る為に持ってきたiPod touchでミュージック!スタート!ることもないまま、
(だってイヤホンは10数分前に~略)
 
借りて来たネコのように、じーーーーーーーーっとシートに座っていた。
レンズキャップが無いレンズの先端を気にしながら。
 
 
結論:ナニがナンでも携帯は所持しておこう
結論2:電話に出る時は、にこやかに♪
  


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