身辺整理のために思いも掛けない肉体労働の日日を過ごすこととなり、年頭所感の記事公開を一日延ばしにしているうちに2月に入ってしまった。 仲間達も多忙のようで、全員がブログの鳴りを潜めていたが、
キャズ君がブログ更新をして、
▲ 体罰問題とアルジェリア事件:[C-304][2013/01/29]
を公開した。
この記事は、年末年始の世情をひと様の文書の紹介で記録に残しただけのもので、自身の意見、感想の陳述が無い。記録に残す方便として、一つの方法ではある。
但し、見ると最後に引用してある「ちきりん」ブログ記事の後半が欠如している。 これは、記事の容量が大きくなったので省いたものと思われるが、折角の紹介の意味が薄まるので、
その省略された部分を私が此処に紹介して補足する。
私自身の年初の感想を延ばしていたままであるが、事の次第で本記事を先に公開する。
、
★ ★ ★ ★ ★
、
●Chikirinの日記:http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130127、よりの後半抜粋
{中略(キャズ君の上記記事に引き続く)}
プラント会社だけでなく、商社マンとかメーカーの現地法人トップも、世界のあちこちで誘拐されたり襲撃されたりしている。もちろんみんな気を抜いていたわけではなく、護衛官付きの車で移動してる。それでも襲われる。
でもどこの会社も、だからといってそういう国から全面撤退したりしない。
その覚悟と使命感に対比して、あまりに呑気で適当な議論をしてるニュースをいまいち見る気がしないというのが、私がこれ関係のニュースに関心がもてない理由だ、と思います。
体罰問題このニュースもいまいち関心が持てず、「なんであたしはコレに興味がないの?」と考えてみた。 コレも「死者がでなかっただけで、教師による生徒への暴力は、もっとあっちこっちの学校で起こってるはず」と思われるのに、報道はこの一件のみに注目し「なんでこんなひどいことが!」みたいな話になってるからだと思います。
一言で言えば、白々しいんです。
{中略}
朝日新聞が大騒ぎしてた「いただきます論争」の話も同じ。(参照過去エントリ → 偽造される社会論争)
メディアってほんと、自分たちだけで虚構の世界に入り込んで議論するのが好きだよね。
今回のテロ事件、プラント全体で何人の人が働いており、そのうち何人が殺されたか、みなさん知ってます?
日揮の関係者だけでなく、日本人の被害者の数だけでなく、
・全体で何人が働いていたプラントに、
・何人のテロが押し入り、
・何人の犠牲者がでて、
・そのうち、アルジェリア人と外人はどういう比率で
・今まだ安否がわからない人は何人いる
んでしょう?
プラント全体で働いていた人の数が40人で、そのうち37人が殺されたのか、全体の労働者数は1000人で、今回37人殺されたのか、それって意味がかなり違うでしょ?
押し入った方のテロは20人だったのでしょうか、それとも200人の武装勢力が押し入ったの? これも、その規模によって全然違う事件に見えるよね。でも、こういう数字をググらずに言える人って、どれくらいいるんでしょう?
事件の全体像を報じることより、邦人被害者10名の氏名を個別に手に入れ、高齢の両親が顔をくしゃくしゃにして泣いている絵をとりたいだけ。に思えてしまうから、ニュースに関心がもてないんです。
教育現場(特に体育教育現場)での教師による暴力の実態や、大阪の一部無法地帯化している学校の実態には切り込まず、今の時点で叩かれて弱っている特定の学校の過去のアラだけを、これでもかこれでもかとほじくり出したり、
大阪における“めちゃな場所”が、どんだけめちゃか、想像もできないくせに、適当な対策を議論する、もしくは、その「めちゃな実態」の構造自体(→なぜどこの学校でも、暴力教師を起用してまでも全国大会で自校のチームを優勝させたいと思うのか、とか、大阪の公立学校って、上位ガバナンスがちゃんと働いてない学校が山ほどあるんじゃないの? それってなぜ? とか)を報道しようとしない。
そういう報道にまったく興味がもてないんです。
★ ★ ★ ★ ★
以上が「ちきりん」ブログ記事の後半のまる写しである。
この部分を省いてしまっては、キャズ君の記事が半分無意味になるので、補足する。
これは単なお節介ではなく、嘗て
▲メデイア人の奮起を望む:[A-98][2009/7/10]
にも書いた私の思いと同じ主張だから、でもある。
キャズ君がブログ更新をして、
▲ 体罰問題とアルジェリア事件:[C-304][2013/01/29]
を公開した。
この記事は、年末年始の世情をひと様の文書の紹介で記録に残しただけのもので、自身の意見、感想の陳述が無い。記録に残す方便として、一つの方法ではある。
但し、見ると最後に引用してある「ちきりん」ブログ記事の後半が欠如している。 これは、記事の容量が大きくなったので省いたものと思われるが、折角の紹介の意味が薄まるので、
その省略された部分を私が此処に紹介して補足する。
私自身の年初の感想を延ばしていたままであるが、事の次第で本記事を先に公開する。
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★ ★ ★ ★ ★
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●Chikirinの日記:http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130127、よりの後半抜粋
{中略(キャズ君の上記記事に引き続く)}
プラント会社だけでなく、商社マンとかメーカーの現地法人トップも、世界のあちこちで誘拐されたり襲撃されたりしている。もちろんみんな気を抜いていたわけではなく、護衛官付きの車で移動してる。それでも襲われる。
でもどこの会社も、だからといってそういう国から全面撤退したりしない。
その覚悟と使命感に対比して、あまりに呑気で適当な議論をしてるニュースをいまいち見る気がしないというのが、私がこれ関係のニュースに関心がもてない理由だ、と思います。
体罰問題このニュースもいまいち関心が持てず、「なんであたしはコレに興味がないの?」と考えてみた。 コレも「死者がでなかっただけで、教師による生徒への暴力は、もっとあっちこっちの学校で起こってるはず」と思われるのに、報道はこの一件のみに注目し「なんでこんなひどいことが!」みたいな話になってるからだと思います。
一言で言えば、白々しいんです。
{中略}
朝日新聞が大騒ぎしてた「いただきます論争」の話も同じ。(参照過去エントリ → 偽造される社会論争)
メディアってほんと、自分たちだけで虚構の世界に入り込んで議論するのが好きだよね。
今回のテロ事件、プラント全体で何人の人が働いており、そのうち何人が殺されたか、みなさん知ってます?
日揮の関係者だけでなく、日本人の被害者の数だけでなく、
・全体で何人が働いていたプラントに、
・何人のテロが押し入り、
・何人の犠牲者がでて、
・そのうち、アルジェリア人と外人はどういう比率で
・今まだ安否がわからない人は何人いる
んでしょう?
プラント全体で働いていた人の数が40人で、そのうち37人が殺されたのか、全体の労働者数は1000人で、今回37人殺されたのか、それって意味がかなり違うでしょ?
押し入った方のテロは20人だったのでしょうか、それとも200人の武装勢力が押し入ったの? これも、その規模によって全然違う事件に見えるよね。でも、こういう数字をググらずに言える人って、どれくらいいるんでしょう?
事件の全体像を報じることより、邦人被害者10名の氏名を個別に手に入れ、高齢の両親が顔をくしゃくしゃにして泣いている絵をとりたいだけ。に思えてしまうから、ニュースに関心がもてないんです。
教育現場(特に体育教育現場)での教師による暴力の実態や、大阪の一部無法地帯化している学校の実態には切り込まず、今の時点で叩かれて弱っている特定の学校の過去のアラだけを、これでもかこれでもかとほじくり出したり、
大阪における“めちゃな場所”が、どんだけめちゃか、想像もできないくせに、適当な対策を議論する、もしくは、その「めちゃな実態」の構造自体(→なぜどこの学校でも、暴力教師を起用してまでも全国大会で自校のチームを優勝させたいと思うのか、とか、大阪の公立学校って、上位ガバナンスがちゃんと働いてない学校が山ほどあるんじゃないの? それってなぜ? とか)を報道しようとしない。
そういう報道にまったく興味がもてないんです。
★ ★ ★ ★ ★
以上が「ちきりん」ブログ記事の後半のまる写しである。
この部分を省いてしまっては、キャズ君の記事が半分無意味になるので、補足する。
これは単なお節介ではなく、嘗て
▲メデイア人の奮起を望む:[A-98][2009/7/10]
にも書いた私の思いと同じ主張だから、でもある。