TechinsightJapan (2103/5/13)
{http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0513/tec_130513_0167541767.html}、
に面白い話が紹介されていた。
11日放送の、『久米宏 ラジオなんですけど』、(TBSラジオ)
の放送内容のことだ。
。
プロ野球の長嶋茂雄と松井秀喜に、ゴールデンウィークに、
国民栄誉賞が授与された。
長嶋茂雄は、プロ野球読売巨人軍終身名誉監督、
松井秀喜は、巨人や大リーグ・ヤンキース等で活躍した選手で、
誰ひとり知らぬ者はいない、立派な存在である。
しかし、
フリーアナウンサーの久米宏は、今回の受賞に
ついて不快感を口にした。 5日に東京ドームで
行われた国民栄誉賞表彰式の話題になると、
久米宏は、「松井が投げて、長嶋が打つのはいい」、
としたうえで、「なぜ審判が、あの人なのだ」
と安倍首相に対しての不快感、をあらわにした。
。
久米アナは、安部首相は、国民栄誉賞を、“人気取り”
にしか考えていない、と語り、
「天下の長嶋様を利用するなんて許せない」、と声を荒らげた。
。
共演する女性アナが、この空気を読み、
急いで次の話題に移した後も
「全員、国民栄誉賞の話が来たら、断りましょう」、と
過去の国民栄誉賞も、全て
政治家の“人気取り”に利用している
との自説から、納得出来ないといった様子だった、
とのラジオ放送、の紹介である。
。
そして、今夏には参院選も予定されているので
「“人気取り”?」、と憶測されても仕方がないし、
加えて受賞の基準があいまいなだけに、
「なぜ今?」、「なぜこの2人?」、といった違和感
も多く見られた。
このような批判が出てしまうのは、長嶋・松井両氏に
とっても大変残念なことだろう、と
TechinsightJapanの解説が、付記されている。
。
★ ★ ★ ★ ★
私もテレビで東京ドームでの表彰式の場面を見ていて、
久米宏と全く同じことを感じていた。 それで、
久米の話が、一過性のラジオ放送で消えてしまわずに、
TechinsightJapanが、こういう形で紹介してくれたことを、
嬉しく思う。
。
と、同時に私は、あの時にテレビを見ながら、
イチローのことを思い出していた。
イチローは国民栄誉賞の授与の申し出を、
二度に亘って断っている。 そのことは、私の書いた:
▲ノーベル賞受賞者と文化勲章 :[A-91]、や、佐久間氏のブログ記事:
▲ 2010秋の叙勲と褒章(1):[B-140]
に書いてあるとおりである。
イチローは単な野球選手でなく、哲学的な人格を持つが故に、
これらのブログ記事に、同時に紹介されている
大江健三郎(2002年に仏・レジョンドヌール勲章は受賞)
と同じような行動が取れた、のだと思う。
。
久米が言うように、我が国の授賞や叙勲が不快なもの
であることは、以前からキャズ君が
▲ 「美しい国」への提案(4) 叙勲の話[a]:[C-143][2007/5/25]
▲ 「美しい国」への提案(5)叙勲の話[b]:[C-144][2007/5/26]
▲ 山中教授のノーベル賞(2):[C-294][2012/10/10]
などに書いている。
大江健三郎が後に(2002年に)仏・レジョンドヌール勲章
は受けたのは、 上記の通りである。
{http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0513/tec_130513_0167541767.html}、
に面白い話が紹介されていた。
11日放送の、『久米宏 ラジオなんですけど』、(TBSラジオ)
の放送内容のことだ。
。
プロ野球の長嶋茂雄と松井秀喜に、ゴールデンウィークに、
国民栄誉賞が授与された。
長嶋茂雄は、プロ野球読売巨人軍終身名誉監督、
松井秀喜は、巨人や大リーグ・ヤンキース等で活躍した選手で、
誰ひとり知らぬ者はいない、立派な存在である。
しかし、
フリーアナウンサーの久米宏は、今回の受賞に
ついて不快感を口にした。 5日に東京ドームで
行われた国民栄誉賞表彰式の話題になると、
久米宏は、「松井が投げて、長嶋が打つのはいい」、
としたうえで、「なぜ審判が、あの人なのだ」
と安倍首相に対しての不快感、をあらわにした。
。
久米アナは、安部首相は、国民栄誉賞を、“人気取り”
にしか考えていない、と語り、
「天下の長嶋様を利用するなんて許せない」、と声を荒らげた。
。
共演する女性アナが、この空気を読み、
急いで次の話題に移した後も
「全員、国民栄誉賞の話が来たら、断りましょう」、と
過去の国民栄誉賞も、全て
政治家の“人気取り”に利用している
との自説から、納得出来ないといった様子だった、
とのラジオ放送、の紹介である。
。
そして、今夏には参院選も予定されているので
「“人気取り”?」、と憶測されても仕方がないし、
加えて受賞の基準があいまいなだけに、
「なぜ今?」、「なぜこの2人?」、といった違和感
も多く見られた。
このような批判が出てしまうのは、長嶋・松井両氏に
とっても大変残念なことだろう、と
TechinsightJapanの解説が、付記されている。
。
★ ★ ★ ★ ★
私もテレビで東京ドームでの表彰式の場面を見ていて、
久米宏と全く同じことを感じていた。 それで、
久米の話が、一過性のラジオ放送で消えてしまわずに、
TechinsightJapanが、こういう形で紹介してくれたことを、
嬉しく思う。
。
と、同時に私は、あの時にテレビを見ながら、
イチローのことを思い出していた。
イチローは国民栄誉賞の授与の申し出を、
二度に亘って断っている。 そのことは、私の書いた:
▲ノーベル賞受賞者と文化勲章 :[A-91]、や、佐久間氏のブログ記事:
▲ 2010秋の叙勲と褒章(1):[B-140]
に書いてあるとおりである。
イチローは単な野球選手でなく、哲学的な人格を持つが故に、
これらのブログ記事に、同時に紹介されている
大江健三郎(2002年に仏・レジョンドヌール勲章は受賞)
と同じような行動が取れた、のだと思う。
。
久米が言うように、我が国の授賞や叙勲が不快なもの
であることは、以前からキャズ君が
▲ 「美しい国」への提案(4) 叙勲の話[a]:[C-143][2007/5/25]
▲ 「美しい国」への提案(5)叙勲の話[b]:[C-144][2007/5/26]
▲ 山中教授のノーベル賞(2):[C-294][2012/10/10]
などに書いている。
大江健三郎が後に(2002年に)仏・レジョンドヌール勲章
は受けたのは、 上記の通りである。