二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

国民栄誉賞

2013-05-14 05:31:26 | ニュースの見方
TechinsightJapan (2103/5/13)
{http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0513/tec_130513_0167541767.html}、
   に面白い話が紹介されていた。
11日放送の、『久米宏 ラジオなんですけど』、(TBSラジオ)
     の放送内容のことだ。

プロ野球の長嶋茂雄松井秀喜に、ゴールデンウィークに、
         国民栄誉賞が授与された。
  長嶋茂雄は、プロ野球読売巨人軍終身名誉監督、
  松井秀喜は、巨人や大リーグ・ヤンキース等で活躍した選手で、
  誰ひとり知らぬ者はいない、立派な存在である。
       しかし、
フリーアナウンサーの久米宏は、今回の受賞に
  ついて不快感を口にした。 5日に東京ドームで
  行われた国民栄誉賞表彰式の話題になると、
  久米宏は、「松井が投げて、長嶋が打つのはいい」、
     としたうえで、「なぜ審判が、あの人なのだ」
  と安倍首相に対しての不快感
、をあらわにした。


久米アナは、安部首相は、国民栄誉賞を、“人気取り”
       にしか考えていない
、と語り、
 「天下の長嶋様を利用するなんて許せない」、と声を荒らげた。

共演する女性アナが、この空気を読み、
       急いで次の話題に移した後も
  「全員、国民栄誉賞の話が来たら、断りましょう」、と
  過去の国民栄誉賞も、全て
        政治家の“人気取り”に利用している

     との自説から、納得出来ないといった様子だった、
  とのラジオ放送、の紹介である。

そして、今夏には参院選も予定されているので
  「“人気取り”?」、と憶測されても仕方がないし、
  加えて受賞の基準があいまいなだけに、
  「なぜ今?」、「なぜこの2人?」、といった違和感
  も多く見られた。
このような批判が出てしまうのは、長嶋・松井両氏に
        とっても大変残念なことだろう、と
  TechinsightJapanの解説が、付記されている。

     ★ ★ ★ ★ ★
私もテレビで東京ドームでの表彰式の場面を見ていて
  久米宏と全く同じことを感じていた。 それで、
  久米の話が、一過性のラジオ放送で消えてしまわずに、
  TechinsightJapanが、こういう形で紹介してくれたことを、
  嬉しく思う。

と、同時に私は、あの時にテレビを見ながら、
     イチローのことを思い出していた。
 イチローは国民栄誉賞の授与の申し出を、
  二度に亘って断っている。
 そのことは、私の書いた:
ノーベル賞受賞者と文化勲章 :[A-91]、や、佐久間氏のブログ記事:
2010秋の叙勲と褒章(1):[B-140]
          に書いてあるとおりである。
イチローは単な野球選手でなく、哲学的な人格を持つが故に、
   これらのブログ記事に、同時に紹介されている
   大江健三郎(2002年に仏・レジョンドヌール勲章は受賞)
   と同じような行動が取れた、のだと思う。

久米が言うように、我が国の授賞や叙勲が不快なもの
   であることは、以前からキャズ君が
「美しい国」への提案(4) 叙勲の話[a]:[C-143][2007/5/25]
「美しい国」への提案(5)叙勲の話[b]:[C-144][2007/5/26]
山中教授のノーベル賞(2):[C-294][2012/10/10]
          などに書いている。
大江健三郎が後に(2002年に)仏・レジョンドヌール勲章
  は受けたのは、 上記の通りである。


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