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二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

瀬島龍三「幾山河」

2007-09-28 17:50:05 | 独り言
▲瀬島龍三氏の回想録を読む気になった理由は、第一に瀬島氏が先日亡くなられたこと、第二にAlps氏の記事に感銘を受けた事の他に、もう一つ、書名が「幾山河」であったためである。   書物の内容に付いては、Alps氏が私の言いたいことの多くを伝えているので、ほんの少しだけ補足を付け足す。 ▲今後日ソ平和条約締結の場合、ソ連側の陳謝が必要であり、それが平和条約の原点になる、との瀬島氏の主張は、是非伝え残したい。 ▲幼少時からの瀬島氏の、素晴らしい人達との出会いには、天の配剤といったものを感じる。 岡田啓介首相及び、松尾傳蔵、迫水久常と、田舎出身の瀬島氏とが、この様な近しい縁戚関係にあったことを私は知らなかった。 ▲書中に書かれている反省の弁は、実に立派で、滅多に見られない回想録である。 ▲ご苦労をされたが、資質に恵まれ、人生を一杯に生きた瀬島氏を羨ましく思う。 . . . 本文を読む

郷里を想う

2007-08-18 03:43:17 | 独り言
小樽駅の脇に石川啄木の歌碑があって、「子を負ひて 雪の吹き入る停車場に われ見送りし妻の眉かな」、とある。 啄木は、石もて追われるように郷里を離れ、「故郷の自然は、わが親友である。しかし、故郷の人間はわが敵である」、と書いている。 本当に気の毒である。 出来の良い人間が出身地の村などで苛められるのは、よくあることである。今夏のお盆に、田舎に思いを馳せているうちに、ふと思い出したのが、キャズ君が旅行中に出逢った、現在はロスアンゼルス在住の、私等と同郷の、Mさんのことである。 . . . 本文を読む

老境を迎える

2007-08-14 12:23:14 | 独り言
今年もお盆を迎えた。 すると、私は両親よりも長生きをしたことになる。 これまでも、口先では、「俺は老人だ」と言ってきたが、同年輩の人達と較べて体力的に強健であり、見掛けも若くて、何となしに内心では「俺は未だ・・」の所が有った。 数字的に両親の年齢を超す事になり、改めて、自分は老人になったのだと自覚する。 “自分では、若い心算でいても・・・”、は最も危険である。 例えば、若い時に本業に打ち込んでい . . . 本文を読む

久間事件・戦後を問い直す(1)

2007-07-04 04:54:51 | 独り言
{2007/7/14追記: 戦後を問い直す(5) 、の内容を、此処に入れたかった。 既に記事の連鎖が進行してしまったが、このシリーズを通して読む場合は、そちらを先に見て頂きたい。}・・・・・・・{久間事件を、戦後社会文化を象徴する事件、と捉え、数回に亘って書く:最初に私見を}・・・・・6/30の久間防衛相の発言が問題になった。これについて書こうと思って、資料を整え、時間を掛けている内に、7/3に久間氏は辞任した。 マスコミは、これで一件落着。 然し、私は矢張りこの際発言して置きたい事があるので、一応私見を纏めて記事にする。 . . . 本文を読む

再び、司馬遼太郎氏に付いて

2006-12-23 17:44:44 | 独り言
昨年[2005/04/26]、 昔の人に、また逢はめやも (1)『司馬遼太郎』氏[A-6] 、に書いた事であるが、昔、司馬遼太郎氏と、偶々お会いしたことがある。 あの記事ではあまり詳細に書かなかったが、その時に氏は可也しつこく、初対面の私に訪ねて来るようにと勧めて、何曜日の午前は此処に居る、毎日午後は此処に居ると名刺に記入して、何時でも良いから京都に来た時には是非立寄るように、と何度も繰返して念 . . . 本文を読む

Alpsさんの記事を見て

2006-12-11 08:35:23 | 独り言
Alpsさんの記事「死生観」を読んだ。 今年5月のAlpsさんの記事「生きる」に、私が送ったコメントの書き出しは、 『前回の「忘れない」もそうであったが、今回「生きる」も、K.H.さんの話は感動的である。 Alpsさんの描写するK.H.さんの生き様にも心打たれるが、ご本人のお書きになる文章が素晴らしい』 と、なっている。 そして、今回の記事を読んでの感想も、それと全く同一である。   と、書いている。 昨年8月のAlpsさんの記事「忘れない」に、Y.K.君がコメントを送り、: 『この記事が公開された日の内に拝読して、胸中に溢れるものがあり、コメントをしようと思いながらも、想いを文章化することが私の力量を超えていて、手間取っていました。 ・ ・(中略) ・ 私がコメントを書くのに手間取ったのには、私の筆力では書ききれないためです。 私は、★[A-36] 「山川捨松 を書く」 ★[A-37] 「友永英夫 も書く」、と、言上げしておいたのである。でも一ヶ月経っても、未だ書けていない。 気持の急いているところに、今日また、元々の震源地であるAlpsさんのブログの関連記事「死生観」を読んだ。  私自身の自戒の意味で、此処にメモを残して置く。 . . . 本文を読む

友永英夫 も書く

2006-11-08 22:24:17 | 独り言
友永氏は戦争末期に、ドイツの潜水艦で日本に向かう途中で、ドイツが降伏したため、潜水艦が中立国に入港した時、重要書類などの残務処理を済ませてから、軍服姿で立派な自決をし、ドイツ潜水艦の乗組員に感銘を与えた。 . . . 本文を読む

ホロニャックと、枡岡氏(2)

2006-08-03 21:40:40 | 独り言
先週、06/7/27に、フラッシュメモリーの発明者・元社員、枡岡富士雄氏に対し、東芝が8700万円の和解金を支払う事で、発明対価訴訟の和解が成立した。 ★枡岡氏の発明で、会社は200億円以上の利益を得ており、発明対価80億円の一部、約11億円を求めるとした枡岡氏が、 古巣の東芝を提訴して、もつれていた発明対価を巡る訴訟が、8700万円の和解金で和解した。 マスコミは、和解金の額に大騒ぎをするが . . . 本文を読む

ホロニャックと、枡岡氏(1)

2006-08-03 18:42:25 | 独り言
{仲間の出合った人達:(4) ホロニャック:[C-126]}、にキャズ君が書いている話は、Y君のブログからの孫引きである。 其処には元の記事の大筋の紹介はしているが、一つ抜け落ちていることがある。 ホロニャックが人生に燃えた話を紹介したのだから、キャズ君の「仲間の出合った人達」のシリーズの趣旨からは、アレで良いのだろうが、元々のY君の記事には、もう一つの重要な話題が有った。 専門的な話になり恐 . . . 本文を読む

「出逢い」に想う(2)

2005-11-13 21:12:45 | 独り言
★生きていると、思い掛けない形で人様との             関係を、生じている 同じ電車の車両に乗り合わせていたとか、   路上で擦れ違っただけでも、     「仏教的な概念としては」、 ご縁、   と言うべき、なのだろう。 その様なご縁は、   ささやかな人間の智恵では分からないことだが、   神仏の眼からすると、 必然性が有るのだろう。 先日亡くなられた後藤田正晴氏は、私が   尊敬 . . . 本文を読む

「出逢い」に想う(1)

2005-11-07 23:12:54 | 独り言
★今回、「変人キャズ」君がメキシカンリビエラ・クルーズに行って、   思いがけず、素晴らしい同行者達に恵まれたツアー旅行を   満喫してきたという。 確率的に滅多に起こり難い僥倖   に恵まれた彼のために、祝杯を挙げてやりたい気分である。 所で、彼の帰国談の中で、船上で出逢った、   ロスアンゼルス在住の女性の話があった。:    {海外旅行(3):[C-106]}  佐久間象川先輩が:「エプリ . . . 本文を読む

遠藤周作氏

2005-09-28 14:39:47 | 独り言
イタズラ好きの人物、と言うと先ず頭に浮かぶのが、故・遠藤周作氏の名前であろう。 「電話魔」の異名を持つ氏の犠牲者は死屍累で、吉行淳之介、三浦朱門、佐藤愛子、など数多の著名人が、如何に、してやられたかの物語は、聞いていて抱腹絶倒する。 あの生真面目な作風からは想像し難いが、4月1日に限らずイタズラを愉しんでいて、月に一度「人を騙す会」を開いていたそうである。 特に「電話魔ぶり」が多くの被害者を産ん . . . 本文を読む

広島原爆60周年(3)

2005-08-08 09:32:01 | 独り言
★昔は政治家は志の為に家産を潰すから、[井戸・塀]と言われたが、現在は収入の良い職業の一つに変質している。こうした場合、同一職種の内部から自浄作用を期待する事は難しい。(公開後註記:全財産を失うから、辞職後は井戸と塀しか残らない、と言う事で、代議士の事を昔は、井戸・塀と言った) 政治家がレベルダウンした場合はメデイアがそれを窘めて軌道修正させるのが健全な社会である。 司法、立法、行政、財界、学会 . . . 本文を読む

広島原爆60周年(2)

2005-08-07 16:13:49 | 独り言
★終戦後60 年という事で連日マスメデイアに、終戦時の連合国側、日本側の終戦に向けての諸事情や、原爆開発の話が、新規資料に基づいて、多く報道されている。 日本に原爆を投下すべきか否かを巡る米国内の両論の息詰まる様な折衝過程など、今まで知られて居なかった話が多くて、従来も断片的に耳にして来た事も、諸事情を纏めて話を聞くと納得のいくことが多い。 前回の記事「広島原爆60周年(1)」に紹介した、変人キャ . . . 本文を読む