二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

不良が他所のブログを読む

2006-10-31 15:14:03 | 独り言
オスマントルコの後宮事情:というmugiさんのブログ記事を見て、
 元「ダンスホールの不良」である私は妙に気が安まった。

イスタンブールを訪れ、王宮に行って、あの素晴らしい景観の中に立つ宮殿やら、世界で3番目に大きなダイアモンドなどの、凄い宝物を展示などを見たものの、後宮の中に入ることは出来なかった。

門前で内側を覗き、想像を廻らして欲求不満のまま引揚げたのだった。
300人もの美女をモノに出来たなんて、俺の10倍じゃないか。  羨ましい!!
でも、今回この記事を読んで、それほど羨ましがるほどの事態でもなかったなあ、と気が休まったのだ。

トルコ皇帝なんて結構不自由なもので、俺の様にフランス旅行の飛行機の中でエールフランスのスチュワーデスと親しくなって、途中で一緒に降りて・・なんて事は出来なかったのだから、 俺の方が皇帝に羨ましがられる側だ、 と思うと、安心した。


★{自爆テロリストの正体①、②}、という記事を見た佐久間先輩が、紛争学生と、テロリストの正体 [B-45] 、を書いたのが発端で、我々の仲間は、トーキングマイノリテイのブログを見る習慣が付いた。

このブログの管理人mugiさんは、我々と些か年齢の差があり、社会に対する感性も相違するのは感じるが、それは大した問題でない。
何よりも大変な読書家であることが貴重である。
深い考察による見識も、読書から来る知識もないのに、感覚的に、ワー、ギャーと騒ぐ連中のブログと違って、実に有益である。

仕事一途、或いは、お遊び一途、で過ごしてきて、満足な読書もしていない我々にとって、 いろいろと我々の知らない事実を、 矢張り読書に依って初めて得られる種類の情報を、 要領よく教えて貰えるのが有り難い。
この管理人が興味を持つ分野が我々と違うのは、こうした場合、寧ろ大変なメリットである。
欧米の科学技術を後追いするのに、生涯の全精力を使ってきた我々は、人類全体の中では、可也偏った存在なのだな、と気付かされる。

★2006/10/24のエントリーに、トルコ初のノーベル文学賞受賞、があった。
我々の意見を代表して、キャズ君がコメントを入れた:

 キャズ、『文学賞に限らず、ノーベル賞の評価が次第に危うくなってきたのは事実です。 立派な賞だから、貰った人が偉い、のでなく、立派な人達が貰うから、素晴らしい賞になる。
その点で、わが国の国民栄誉賞も危ういもので、 2度辞退したイチローが素晴らしく、偉く見えます』


キャズ君は、国の内外で何人かの、ノーベル賞の受賞者たちの事情を些か具体的に知っている。
受賞者の仲間たちの打ち明け話をモロに書かないようにしながら、あのコメントをしたのだが、これで充分だろう。


感度の有無 (8):人類の限界 [C-137] 、にキャズ君が書いたように、イスラエルの第2代大統領、 カチャルスキ・カツイ-ルや、有名なワイツマン研究所のマナッセンと会った時に、私は彼等からアウシュビッツの話を聞けなかったが、ましてや、学芸賞の選考の当否など話題にするのも恥しかった。

★今回の記事「オスマントルコの後宮事情」の関係で、前回見落としていたこのブログの「虐殺の事実はない」も読んで、共感した。

★現在の目の前に在る、政治家、官僚、マスコミ人、自称芸術家、などの所業を論うブログを見慣れている目からすると、この様なブログを見るときの気持の安らぎは、実に貴重に感じられる。
そうは言っても、自分のブログをその様なものにする事は不可能なのだが。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございました (mugi)
2006-10-31 22:00:09
今晩は、二人のピアニストさん。
TBをありがとうございました。

イスタンブールの宮殿をご覧になられたとは、うらやましいです。
友人といつかトルコに行こうと話し合った事はありますが、未だ実現できておりません。

3百人も美女を抱えながら、トルコの皇帝もお遊びばかりしていたのではなく、男の重臣たちとの会議もあり多忙だったとか。
もし、飛行機がオスマン時代にあったとしても、後宮の女たちは乗せられなかったと思います。

私の母も若い頃、仕事帰りにダンスホールで踊った事があると話してましたが、私の場合はディスコとなってました。
そんな若輩者のブログに「大変な読書家」「実に有益」と仰られるのは、気恥ずかしい限りです。私の読書は好みがかなり偏っており、社会への意見には若輩者特有の気負いが目立つでしょう。

拙ブログを楽しく読まれて頂いたなら、ブロガー冥利につきます。
今後とも、よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。