夜中12時ごろひと眠りしてテレビのスイッチをつけたら
長谷川きよし氏
が真紅のPOPなタペストリーとかがり火があちこちに燃えるスタジオセットの中で、黒のハンチング帽をかぶり、黒メガネをかけ「黒の舟歌」を歌っていた。
10代のころ私は「別れのサンバ」のレコードをすり切れるまで聞き、B面の「灰色の瞳」も良く聞いていた。
いつかコンサートを聞きたいと思っているうちに・・・時が流れた。
それが・・・6・7年前、函館の友人宅で長谷川氏家族と夕食を一緒にするので来ない?とのお誘いを受けとてもうれしく思い参加した。
ビール一箱持参し、お酒を飲まない私は7・8人の輪の中で、きよし氏の美しい娘さんときよし氏の隣でしばし素敵な刻をいただいた。(一時間ほどで中座はしたけれど。)
彼は自分のために一生懸命料理でもてなす友人の気性が大好きで、終始御満悦でした。
奥様が函館出身であることも親近感を感じました。
彼の嬉しそうなふるまいを見ながら、お酒も少し回ってきたころおトイレに立ったきよし氏。
奥様の肩へ手をやり、トイレに向かう様子を見ながら・・・お二人の並々ならぬ大変なご苦労をそっと垣間見た。
私ならできるだろうか???・・・24時間慣れない場所へ行った時は付き添いがいる。
・・・その御夫婦の姿が今、静かに目に浮かぶ。・・・・人生いろいろな出会いがありいろいろな有名・無名な方々と
食事をさせていただいたことが今になり懐かしく思い出される。。。