【米国ブログ】オバマ大統領は広島・長崎を訪問すべきか?
11月8日9時28分配信 サーチナ
今月中旬に2日間の日程で訪日予定の米オバマ大統領。広島、長崎の両市長は、米国を含む各国首脳に被爆地を訪問するよう呼び掛けている。
オバマ大統領の被爆地訪問については、米国で意見が分かれている。日本で牧師をしている米国人のCharles Fredrickson氏は、「オバマ大統領は訪問を断るべきだ」と、ブログで反対意見を唱えている。その理由を「米国が核兵器を使ったことは罪であるが、戦争を起こした日本にもまた罪がある。米大統領が被爆地を訪問することは、道徳的行動や核兵器の廃絶へ向けた訴えとして捉えられる以上に、日本の加害者としてではなく被害者としての立場を大きくしてしまうことになる」と説明している。
一方ウェブサイト「The Daily Beast」では、コラムニストなどとして活躍するJames Carroll氏が「オバマ大統領は、核兵器廃絶という目標へ向けて一歩前へ進むためにも、被爆地を訪問すべきだ」と訴えている。筆者は「原爆を落とさなかったとしても、日本は降伏したとする調査結果から目を背け、核兵器を正当化することを、米国はもうやめるべきだ」と記すとともに、「オバマ大統領は謝罪する必要はない。ただ被爆地へ行き、静かに平和を祈ることで、米国は自分自身を偽り続けてきた歴史の健忘症に終止符を打つことができる」と綴っている。(編集担当:松井望・山口幸治)
オバマ大統領の被爆地訪問については、米国で意見が分かれている。日本で牧師をしている米国人のCharles Fredrickson氏は、「オバマ大統領は訪問を断るべきだ」と、ブログで反対意見を唱えている。その理由を「米国が核兵器を使ったことは罪であるが、戦争を起こした日本にもまた罪がある。米大統領が被爆地を訪問することは、道徳的行動や核兵器の廃絶へ向けた訴えとして捉えられる以上に、日本の加害者としてではなく被害者としての立場を大きくしてしまうことになる」と説明している。
一方ウェブサイト「The Daily Beast」では、コラムニストなどとして活躍するJames Carroll氏が「オバマ大統領は、核兵器廃絶という目標へ向けて一歩前へ進むためにも、被爆地を訪問すべきだ」と訴えている。筆者は「原爆を落とさなかったとしても、日本は降伏したとする調査結果から目を背け、核兵器を正当化することを、米国はもうやめるべきだ」と記すとともに、「オバマ大統領は謝罪する必要はない。ただ被爆地へ行き、静かに平和を祈ることで、米国は自分自身を偽り続けてきた歴史の健忘症に終止符を打つことができる」と綴っている。(編集担当:松井望・山口幸治)