縄文時代後期に作られた土器です。
函館市立博物館でも、後期の出土品の数々を見ましたが、現在同じような土器を作るとしたら「古代」というより、「前衛的」と評価されるかも知れません。
用のために作られたとはいえ、まったく古さなど感じない、モダンさはいったいどこからその感性が磨かれていたのでしょう。
感性がどんどん鈍ってきたのが、現代人の私たちなのかも知れません。
「太古を知ることは未来を知ることだ」
とは、常々言われていることですが、
アニミズム(精霊崇拝)の意識の高さが、
土器創りの精神の柱となっていたことだけは「土器」がちゃんと語っています。
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