マイナンバーカード(以下マイナカード)にまつわる不祥事が相次き、返上する人が増えている。
マイナンバーカードに反対と言うよりは、総じて政治への不信感の表明といったところだ。
何しろ、いくら政治が世襲形骸化、腐敗しようとも、国民が国会を解散できないのが現実だ。
”マイナカード返上”というささやかな形でしか、国民と住民は意思表示ができないのだ。
マイナンバー制度が発足したとき、筆者はすぐさまカードを作成した。
だが、初めてこのカードを手にとったときの落胆は大きかった。
日本を代表する動植物や風景、歴史的建造物等が背景に入っているわけでもない、ぼんやりしたフォント。
日本国民と日本に在住する人々は、このカードを持っていて誇りに感じるだろうか。
私のアイデンティティは奈辺にあるのだ。
国を挙げての新制度の開始にあたって、やっつけ仕事風なカードに落胆した。
カードや名刺という類のものは持っていて誇らしい気持ちにならないといけない。
これはNational ID カードなのだ。
崇高な理念と誇りをもって当たらければならない仕事であったはずだ。
そもそもマイナンバー制度導入の目的はなんであったか、総務省のサイトを振り返ってみた。
『公平・公正な社会を実現する社会基盤』
そうだったのか。
忘れていたよ。
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