迷信だと言われているものの、言い伝えは当たった。
昨年2024年はカメムシが多く、周囲にも大雪を予想する人は少なくなかった。
2024年末から北日本の日本海側を中心にまれにみる豪雪に見舞われ、昨日あたりからは東北南部から中国地方にかけて日本海側は大雪が予想されている。
青森県は2012年以来の災害救助法適用要請を行ったということだが、その時、筆者は青森県の日本海側で仕事をしていた。
SUVに乗っていたのだが、通勤途上でタイヤハウスに雪が凍りつき、タイヤハウスとタイヤの間にすき間がなくなる。
走行中に何やらゴリゴリと音がし、タイヤが回らなくなることがしばしばであった。
無論、車にはスコップも積んでいたのだが、スコップを使っても、タイヤハウス内に凍りついた雪は落ちない。
仕方がないので、金物屋で鉄製バールを購入し、車体を傷つけないよう氷を叩き落した。
しかし、除雪で狭くなった幹線道路には路肩駐車したり、氷を落とす作業スペースなどない。
止まれば、後続車が延々と並ぶだけである。
国道にもタイヤチェーン装着場所のような広いスペースがなかった。
タイヤは轍にはまり込み、車高はやや高めにもかかわらず、車のベース(底面)が雪につかえて、タイヤが空回り、スタックする。
今、テレビでは、轍の中を走ればよい、などと雪を知らない人たちが気楽なアドバイスをしている。
それでは車の底面(ベース)が轍と轍の間の雪の上に乗り上げてしまい、走れないのだ。
だから、少しでも轍を作らないよう、微妙に轍から外れて走るようにつとめるのだ。
出勤前、除雪車が積み上げていった雪を除雪しないと、車庫や駐車場から車は出せないし、出勤途上でそのとおり難儀して、雪のない季節の倍も出勤時間はかかる。
出勤後は駐車場の雪かきをしないと駐車できない。
昼休み中に車の上・周囲を除雪しておかないといけない。
そして、退勤時の車・駐車場の除雪、帰宅途中での路上でのタイヤ周りの氷落とし、帰宅時の除雪と最低4~5回の除雪で汗だくになってしまう毎日だった。
あの疲労困憊の日々を思い出す。
冬の日本海側は毎日が曇天、晴れる日はまれで日照時間は短い。
その中で夏場より、早起きしなければならないのだ。
夜中は絶え間ない除雪ブルドーザーの騒音で寝不足の日が続く。
リモートワークができる職種であれば、少しでもその時間を増やした方がよいだろう。
この雪をただただ疲労しながら雪かきし、川に流してしまうのはもったいないことだ。
発電やら、何かに活用できるよう研究が進むことを期待する。