Covid-19 検査陽性者数が上げ止まり気味です。季節性インフルエンザに近づいている印象はあるものの、いまだ決定的な特効薬はないようです。
結核同様、2類感染症なので全数報告に伴う煩雑な手続き、入退院調整を要し、円滑な社会活動が阻害されているのだと思います。
ただ、世間が求めるように、直ちに季節性インフルエンザ同等の5類感染症に変更すれば、個人の医療費負担も生じることに加え、各種サーベイランスが未発達なわが国において感染者数等の把握が不可能となり、医療体制整備はもちろん様々な補助事業の予算措置のための基礎データの集積ができなくなるのではないでしょうか。
ですから、政府は第7波が収まってから変更したい、と言っているのだと思います。
そのあたりを、わかりやすく国民に説明するのが政治家の役割だと思います。
他の先進国では以前から、薬局や検査機関を含む医療機関のシステムから、全国の感染者数等をリアルタイムで把握できるようになっているとききます。
一方、わが国では、医療機関からのFAX報告を保健所における感染症報告システムへの入力という形からHER-SYSという報告システムに移行したばかりです。
迅速なサーベイランスシステム構築の必要性は国立感染症研究所はじめ専門家の間では10年以上前から指摘されていたはずです。
わが国における政治経済停滞の一因は、迅速な政策決定に必要なサーベイランスや統計システムなどインフラ未整備にあるのかも知れません。
国は米国に追随して半導体産業の再興にやっと重い腰を上げましたが、IT、AIの普及にも力を入れてほしいものです。
河野大臣のデジタル庁は総理大臣直轄のようですが、職員600名の小さな組織だそうで、デジタル省への格上げを含め、一刻も早い拡充を期待します。


