「わこちゃんの季節の中で」の会話

会話35
髪形が　かわりましたね
秋風に　よく似合いますね
何か悲しいこと　あったのでしょうか
コバルトが　目にしみますね
誰だって　秋は独りですね
だから　今朝はなにも話しません

いやぁ～　もうじき春ですけどね。。。
しかも、朝からわこちゃん会話です。
わこちゃんが髪を切ってきました。
偶然にも先輩ＯＬも髪を切っていました。すご～く短く。。。
不思議そうに見ていたわこちゃん。。。
先輩の髪をみながら。。。
「わたしは、『かわいくおねがいします』って言いました」
「」
「美容院でなんていったんですか」
「」

おいおい　その順番でしゃべると『かわいくないです』と言っている意味だぞぉ～。

「世界三大美女」の会話

会話34
いい女の会話から話が広がりました。
　　「わこちゃん世界三大美女ってしってる」
　　「しってますよぉ～」
　　「だれ？」
　　「え～とっ・オードリーヘップバーンでしょ。モンローと。。あとひとり　　は・・・」
　　「アハハ・・・もういいよ」
　　「あとひとりは・・思い出したひみこだぁ」
　　「かんべんしてよぉ」
　　「あ～。。やっぱり・・ひみこは自信ないですぅ」
　　「アハハ」
　　「じゃぁ・・モンローだぁオードリーは自信あります」
　　「なんで、二人は正解という前提なの？」
　　「えっ！！マルは、一人だけですか？」
　　「三人とも違うよクレオパトラ、楊貴妃、小野小町でしょ」
　　「あはは・・せんせいまちがったぁ～小野小町は男です～だ」
　　と大きな声で、おお威張り
　　
　　彼女の言っているのは、小野妹子でした。

「それからのわこ」の会話

会話33
冬の忘れ物
　もうそれは　昨日のこと
　涙の音をいくつ聞いたでしょう
　窓でも開けて
　風にあたったら　笑ってみましょう
　もう春だから・・・

　　　　　若い女の子はきれいです
　　　　　半そでから出た手がはずかしそう
　　　　　生まれたばかりの木の芽の様に
　　　　　まぶしくって
　　　　　もう春だから・・・

何もかもが　きれいに見える
私は冬をまとった　忘れ物
水にひたしても
清まることはない　この心
もう春なのに
　　　　　
　　　　　私をおいていかないで
　　　　　悲しみは枕の中にしみこませたから
　　　　　暗い冬から引きずり出してほしい
　　　　　この手を引いて・・・
　　　　　鏡の中から・・・
　　　　　もう春なのに・・・
　　　　　もう春なのに・・・

もう　春ですね。
わこちゃんがスカートをはいてきました。
これから、女を磨くそうです。

「わこちゃん。女を磨かなくてもいいよ」
「なんでですか？」
「充分そのままで、カワイイから。。。」
「いい女になりたいんです」
「いい女だよ」
「もっと、もっといい女になるんです」

自分でもいい女だと認めていました。