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必読:携帯電話裏々事情

ケータイ業界の動きを読む~ドコモ・au・ソフトバンク・ウィルコム

815T(ソフトバンク)発売 着せ替え コーディネイト

2007年05月29日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンク2007夏モデル815Tの紹介です。今回のモデルは、ファッション携帯としての着せ替えが楽しめるケータイです。フロントパネル+インナーシート+メニュ画面+着信いるみネーションを組み合わせることができます。約2億通り以上の組み合わせができるとか??

インナーシートは比較的弱い粘着性シートなので、何度でも脱着が可能とか・・・(回数も程度もんでしょうけど)

また、同梱包以外のパネルはオプション販売で、気に入ったデザインのものをチョイスして買い求めることも出来るようですが、デザインや材質によって価格はマチマチになるとか??とメーカーの人は言ってました。











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BlogScouter(ブログスカウター)
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912SH ソフトバンク発売 価格は未定

2007年05月25日 | ソフトバンク(SoftBank)
夏モデルが各社続々登場するなかで今日は912SH ソフトバンクの新機種に関する情報です。
912SHは、911SHのサイクロイドスタイルの後継機種となります。発売日はまだ未定ですが、一部パンフレットから画像の紹介です。

912SH、メインカラーはメタリックグレー。今年の夏の流行色はブルー系ということで、やや青みがかった色合いになっています。



発売当初は全6色のラインアップとなっています。(追加色については未定です



サイクロイド横型の3インチVGA液晶で800×480ドットの高解像度により、2画面表示が可能となりました。



例えば、3インチワイド高解像度によりPCサイトブラウザーでも、Yahooサイトなどがすっぽり収まる(横幅)ようになりました。これなら横スクロールの手間が省けてとっても便利ですね。



さらに2画面表示なので、ワンセグを見ながらメールを読んだり、書いたりマルチに操作ができます。


【912SH 発売日】未定
【912SH 販売予定価格】未定

913SH  ソフトバンク ワンセグ対応フルスライド型ケータイ

2007年05月24日 | ソフトバンク(SoftBank)

ソフトバンクの夏モデル新機種、913SHのデザインはこんな感じです。
従来のサイクロイドスタイルとしての後継は912SHですが、913SHはスライド式で登場します。色は8色と豊富です。色合いもかなり綺麗っという印象です。高輝度マットメタリック塗装という特殊塗装がなかなかGOODです。

通常のスライド式は、上部が閉じた状態でもファンクションキーが露出していますが、913SHでは、下部に配置されているため、表面上部はフルフラットになっており、見た目スッキリというデザインになっています。

重量は125gで厚さ16.8mmの仕様です。





頭の良いソフトバンク幹部と頭の悪い顧XXと販売スタッフ

2007年05月02日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンクの割賦販売のトラブルが多くなっているようですね。
今回の問題は、サービス当初から懸念されていることでしたし、ショップに勤める店頭スタッフ、さらに量販系売り場に派遣されている販売スタッフも仕組みがしっかり理解できていない人が結構います。また理解できていても、説明の際にそれが言葉として顧客に正しく理解されるとは限りませんしね。

割賦制度の販売手法は、携帯電話の販売業界としては大変意味がある制度で、それなりに評価できるものと思います。

ただ、わかりにくいというか?誤解を招きやすい制度なのです。
ソフトバンクの場合、スーパーボーナスという枠組みの名称の中で、割賦販売が存在します。そして、同じくスーパーボーナスの中で利用料金を割引く「特別割引」という仕組みが並列して存在しています。そしてなによりもこの特別割引の割引額が、割賦販売時の月賦支払代金と同額に設定されている機種が多く存在しています。

月々の割賦支払い金額と特別割引とは全く別物であるのですが、金額が同額になると脳の中でヒモ付け作業が行われて処理されてしまいます。これが誤解になりやすい最大原因なのです。

さらに運悪く、購入時のスタッフの説明が不十分な場合や、あるいは特別割引を端末負担額(月額割賦代金)とヒモ付けて、割引があるので実質負担はいくらxxx円になります的な説明でもされようもんなら、当然請求額が当初の想像していた金額とことなり、騙された感が生まれてきますね。

先月某社に対しても、割賦制度を導入するよう要望を出しました。おそらく今年の秋ぐらいに開始されると思いますよ。ただし、特別割引制度は絶対に導入しないようにして欲しいと伝えました。ユーザーの理解不足があったとしても、誤解が発生しない仕組みで提供すべきだからです。さらに、導入については、店頭で支払う端末代金を割賦にすべきとも提案しています。(割賦契約金について)

ソフトバンクの割賦の契約金額は、支払い総額が6万円とか7万円になる機種もあります。従来なら1万円~2万円程度で購入できていた端末代です。誤解を招かないためにも、この1万円~2万円を割賦対象にして欲しいということです。
仮に1万2千円する端末を24回分割支払いにした場合なら、月額500円ずつの返済で済みますから、特別割引なんていう誤解を生みやすい制度を入れる必要が無いからです。

売れ筋の5,000円~1万円ぐらいの端末店頭価格を分割にすれば、300円~400円ぐらいの毎月支払いで返済可能ですから、この分が利用料金に加算される程度であれば、端末を買い替えしやすくなりますし、新しいキャリアの端末も購入しやすくなりますからね。

ソフトバンクの経営企画の幹部連中は、確かに頭がいいと思いますよ。でも彼らの理屈は、資料やパンフレットを見ればわかるはず・・・ちゃんと明記している。が彼らの論理なのです。ソフトバンクは、ユーザーが正しく理解する可能性が低いことを学ばなければなりませんね。

正直1時間掛けてスタッフに仕組みを説明しても、おそらくその2割ぐらいのスタッフは理解できない感じの仕組みでしょうか?

ソフトバンク パケット定額の値下げ戦略は

2007年03月16日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンクのホワイトプラン980円の登場は、携帯電話市場に大きな影響を与えたと思うが、この価格破壊は通話料金に対するものである。しかし、一方でパケット通信の料金については、いまだにパケット定額の上限が4,000円程度と各社ほとんどが横並びである。

そこでどうしてパケット定額の上限の値下げをしないのだろうか?と素朴な疑問がわく。当然、今は月額収入(ARPU)を支えているのは、データ通信すなわちパケット収入だからというのは理解できるが、仮にもしパケット定額の上限が4,000円程度のもを2,980円を上限としたら、MNPの移行のきっかけにもなると思うがどうだろうか?もし各社がARPUのへこみを少なくしたいなら、パケット定額向けの「学割」や「未成年割引」など、対象者を限定的にすればいい。パケット定額の「学割」や「未成年割引」で月額上限が仮にもし1,980円とかになれば、パケットユーザーの取り込みの武器になることは間違いないだろう。

仮にこのパケット定額の上限額の値下げをソフトバンクが行えば、かなりの純増効果が発揮されることは間違いないと思うがどうだろう。回線交換方式と異なり、パケット通信の最大の特徴・魅力は、トラフィックが増加することで通信速度は若干低下しても、同時に多くのユーザーのパケットを処理できることだ。もっと多くのパケットユーザーを取り込む戦略があっても良いと思う。

料金体系のパッケージングも割引などがあると複雑になるので、「学割パック」などとして、基本料金+パケット使い放題をセットにして2,980円ぐらいにしてもいいかもしれない。音声系の通話は当然従量課金のままでよい。音声系料金はホワイトプランが適用されるみたいなもので、わかりやすいパッケージングであればいいのだ。

ホワイトプランが市場の一定評価を受けて顧客獲得の武器として今は機能していても、無料通話のトラフィックが増加して、通話ビジーやつながりにくいという現象を招く前に、むしろパケット系のトラフィック増加にシフトしていく方がいいようにも思う。

今の携帯電話の役割は、通話をするという基本機能の果たしているウェイトは50%以下のような気がする。利用者の年齢が低年齢化すればするほど、通話のウェイトはさらに下がり、10%とか20%ぐらいしかないかもしれない。

以前、我が家の子供の携帯電話の利用について書いたが、通話料金はほとんど皆無に近い。ちなみに中学3年生の息子の支払い料金の内訳は通話が200円、パケット代が20万円以上(定額なので実際は4,000円程度)となっている。通話という電話機能はほとんど利用していないのが15歳の少年の携帯電話の利用実態なのである。

決定 911T(ソフトバンク)発売日 3月17日(土)~

2007年03月13日 | ソフトバンク(SoftBank)
911T(ソフトバンク)発売日は3月17日(土)から全国一斉発売になるらしいですね。

911SH(シャープ製)とタイマンはれるワンセグ機種だからね。

今は卒業・合格発表などシーズン真っ盛り。

発売初日が土曜日だと、初日・2日目で911Tは売り切れそうですが。

少々高くても、合格祝いガラミだとこれぐらいの価格帯の機種もバンバン売れていきそうですね。

ついつい親の財布の口もゆるみがちだから。(自分のことですが・・・)

ひょっとしたら土曜初日で初期出荷分は完売。次回入荷まち予約の可能性も十分ありそうですよ。


911T(ソフトバンク)は最強かも

2007年03月01日 | ソフトバンク(SoftBank)

本日から、Wホワイトプランも受付が開始しました。
ホワイトプラン980円+Wホワイト(オプション980円)で合計1960円になります。
S!パックなどパケットなどのオプションは別として、Wホワイトの定額プランを付けた方が、911Tを購入する場合には良いような気がしますね。
(少しぐらい他社通話または無料時間帯以外に通話する可能性があるならですが・・月間1時間以上の通話)

911Tの新規契約価格 (新スーパーボーナス24回の割賦契約時)
割賦毎月支払額・・・ 2,940
割賦支払い総額・・・70,560

毎月の特別割引・・・ 1,960
特別割引の総額・・・47,040


特別割引額が1,960円なので、毎月の利用料金の支払額を1,960円以上に設定する方が、満額特別割引が有効になるからですが。

とにかく、この春モデル3社の新機種のなかでは、911Tが最強かも。特に映像系は滅茶苦茶ヤバイですよ。auの51Tを見れば、納得でしょ。

シャープの「アクオス」 VS 東芝の「ブラビア」 の液晶対決は、がっぷり四つ状態で最後・・・押し切って東芝に軍配ありって感じです。
訂正「ブラビア」はソニーでした。正しくは東芝の場合「REGZA」ですね。

娘はソフトバンクの911SH(シャープ)
息子は、auのW52T(東芝)
なだけに、どっちがいい?といわれれば、迷った挙句には、やはり東芝になりそうな気がします。

ちなみにW52Tの電池持ちはあまり良くないみたい・・・単にいじり過ぎなだけのかも知れませんが。


911T(ソフトバンク割賦支払金・特別割引)新規24回

2007年03月01日 | ソフトバンク(SoftBank)
 
シンスーパーボーナス
割賦カップ24カイ支払シハラいの場合バアイ
新規シンキ契約ケイヤク
月々ツキヅキ
分割ブンカツ支払シハライキン
分割ブンカツ支払シハライキン
総額ソウガク
スーパー
ボーナス
特別トクベツ割引ワリビキ
スーパー
ボーナス
特別トクベツ割引ワリビキ合計ゴウケイ
911T 2,940 70,560 1,960 47,040
911T OAKLEY 3,780 90,720 1,960 47,040
911SH 3,020 72,480 2,280 54,720

孫社長のシンジケートとの密約(コミット)

2007年02月09日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンクの孫社長は、多額の資金を調達しボーダフォンを買収した。さらに短期間での基地局のインフラ整備のため、さらに資金を調達し投資を行っている。

各金融機関やシンジケートから孫社長に課せられたコミットメントは、3年間?でのユーザー数の確保である。(加入契約数はいくらだったかは忘れました。)

先のブログに書いたように、ボーダフォン時代は単月収支、四半期(3ヶ月)収支の目標達成が、日本法人に課せられたコミットメントだった。

目標達成の対象期間が、3ヶ月と3年では、その差はあまりに大きい。

携帯電話事業は、インフラ事業で多額の設備先行投資が必要である。ましてや、2Gから3Gへと電波帯域が変り、基地局の交換機の設備の変更には多額の投資が必要となる。

さらに、携帯電話の端末価格は、場合によっては0円で販売をしたりするため、大きな損失が発生する。0円で販売する理由は、一人でも多くのユーザー数を確保し、携帯電話を利用してもらうためだ。契約さえ取れれば、あとは基本料金や通話料金により、0円で売った時の損失を少しずつ回収していけばいい。(損して得を取れ商法の典型)

おおよそ約6ヶ月の利用で、損は取り戻せる計算だ。あとは少しでも長く端末を利用してもらって、継続利用してもらえれば、料金収入は丸まる利益となる。ホワイトプランは、到底6ヶ月では回収は難しいだろうが、割賦制度により、端末販売の損失額は、従来よりかなり縮小していると思われる。

と言うことで、最初の数ヶ月は損失の回収期間、利益が出始めるのはそれ以降だから、ボーダフォン時代のように短期間での利益に拘りすぎると販売拡大ができない訳だ。ところが、孫社長に課せられたコミットは、3ヶ月や6ヶ月の短期の利益目標なんていうのは、全く皆無で、とにかくユーザー数を確保できれば、首はつながっていく。携帯電話事業は、中長期視点の経営戦略を持たないと、とても戦えないのである。

企業経営のスピードは増すばかりで、時代の動きはとても早い。しかし、単月・四半期の業績ばかりに目が向きすぎると、中長期にとってはマイナスとなってしまうことがある。これは、決して携帯電話業界だけでなく、様々な業種にも当てはまることかもしれないと思ったりした。

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携帯電話業界の奇跡!! ソフトバンク第3四半期 過去最高益

2007年02月09日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンクの第3四半期の業績発表があったみたいですね。

10月-12月の連結連結業績
売上高は7,021億円
営業利益は847億円
経常利益は489億円
当期純利益は74億円。

携帯電話事業単独
売上高は4,266億円
営業利益は569億円
となったとのことです。

参考:ソフトバンク2006年3Q決算
携帯事業連結で創業以来の増収増益
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/33119.html

従来の販売モデルであれば、端末手数料の支払などがかさみ、短期では、売れば売るほど携帯電話会社の業績は悪化すると言うのが常であった。業績を良くするためには、携帯電話を売らない方が良かったのだ。
おかしな業界でしょ。

数年前だが、Dが海外投資で大きな損失を出したとき、販売規制が行われたことが懐かしくさえ感じる。今月は何台までしか売ってはだめだ。もしその枠を超えた場合は、ペナルティーで次月の販売枠を縮めるなど・・・販売代理店は、販売しすぎないようにしていたほどだ。

ソフトバンクはMNP以降~ さらに1月からのホワイトプランが絶好調で、販売台数は大幅に増加している。

従来なら、販売が好調であればあるほど、短期業績は悪化する一方になるはずだが、ソフトバンクは、売れば売るほど業績が良くなる。
これが、本来の姿であろうと思う。

ボーダフォン時代は、英国ボーダフォンの意向が強く、四半期ごとの業績(利益)目標達成が最優先であったため、日本法人の経営幹部は四半期の業績目標を達成するために、加入者を急激に増やさないこと(販売を抑える)を推し進めてきた。そして基地局整備など中長期の設備投資を抑制するということで、経費増加も抑えてきた。

携帯電話をあまり売るな。基地局整備はなるべく遅らせろ。とにかく客単価を上げろ。(ARPUアップが至上命令)
こんな経営で業績がよくなるわけもない。

しかし、孫社長に代わってからは、売れば売るほど利益が上がる。基地局のインフラを積極的に行うことで、お客様が喜ぶ。料金をさらに安くすることで、お客様が増える。こういう当たり前の経営ができるよになったにすぎないのだ。

そしてこの当たり前の経営ができるようになった販売モデルこそ、割賦販売制度の導入なのである。割賦販売については、賛否が当然あるが、とにかく当たり前の経営ができるようになったことは、携帯電話業界における奇跡と言える。

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2月度スタートダッシュ ソフトバンクトップらしい

2007年02月08日 | ソフトバンク(SoftBank)
昨日2007年の1月度の携帯電話各社の加入状況が発表されたばかりですが、今日ソフトバンクの営業の人と話しをしたら、なんと2月の月初1週間の加入状況では、ソフトバンクがauを抜いて僅差ながら実質トップだと喜んでいました。

実質というのは、ツーカーからの同番変更の巻き取りで、auへ乗り換える人が多くいるので、このツーカー分を除けばということらしいですが。

ツーカーの解約の内、同番でauに何%ぐらいの人が移行をしているのか公表データがないのでわかりませんが、1月のツーカー3社の解約者数は約22万件なので、その9割のユーザーすなわち約20万人はauに変更しているだろうと思います。
2月は稼動日数も少なく、ツーカー同番変更の12月から持ち越し分が1月にあったことを考えると、2月のツーカー解約は17万~18万件ぐらいになるのではと勝手に予測しています。

そういうわけで、ソフトバンクはかなり絶好調モードになりつつあります。基地局数の設置も3月年度末に46,000局を達成できる模様で、本当に急ピッチで基地局設置が進んでいるようです。

基地局と言えば、ホワイトプランの影響で一部地域で夜の7時~9時の時間帯に電話がつながりにくい状況が出ているとの噂を耳にしました。予想外な好調による利用者急増と長時間通話で、帯域不足が出始めているのかもしれません。回線収容数の増強などの対策が急がれるかもしれません。当然、基地局単位で回線の込み具合など稼動状況は監視されているはずで、データでしっかり問題が出てきているはずです。早めの対策を是非お願いしたいものです。

そうそう、3日前にソフトバンク・ホワイトプラン(割賦24回)で810T(嫁さん用)、911SH(娘用)を2台契約しました。ついでにiPod shuffleも2個買いました。iPod shuffleも当然割賦24回で買いました。確か支払総額が1個5,800円ぐらいになる計算なので、これはお得な買い物でした。
(ソフトバンクの割賦金額が決まっているので、社員割引が効かなかったのは残念)

ウィルコムさん、300Kが2台解約になっちゃいます。ごめんなさい。

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ソフトバンク 特別割引額を減額?

2007年02月06日 | ソフトバンク(SoftBank)
ソフトバンクは、バレンタイン明けの2月15日から、スーパーボーナスの特別割引額を値下げするようです。

ユーザーが支払う割賦支払金に対して、月々の特別割引がしっかりあったので、端末代金の負担がかなり軽減されていたのですが、特別割引が減額になれば、毎月の支払額が高くなる可能性があります。

今回の施策の理由というのは、どうやらホワイトプランがきっかけのようです。
ユーザーがホワイトプランにて契約をした時、例えば、月々の利用料金の支払が980円ポッキリになったとき、特別割引が2,080円あったとしても、特別割引の相殺対象が980円のために特別割引を全額相殺できないのは、おかしいとユーザーからクレームが入り、これが法的にも問題を残すとの判断に基づき、是正することになったようです。

特別割引額がいくらに変更になるのか詳細情報についてはまだわかりませんが、上記の理由による所なら、ホワイトプランの基本料金の980円が特別割引の上限額(MAX)に設定されるということになってしまいます。もちろん月々割賦代金も980円に減額されれば、ユーザーの実質負担は増えないのですが・・・しかし、特別割引減額に連動して月々割賦支払額を値下げすることは、ソフトバンクにとって端末売上収入が減少することになりますし、ソフトバンクの端末割引コスト(経費)が増加することになるので、果たしてどうなることやら・・・。


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ソフトバンクの新機種発売は良いけど・・・在庫が

2007年01月26日 | ソフトバンク(SoftBank)
昨日ソフトバンクが春の新機種の発表をしたようで、全色58色という話を聞いて、ギョッとした。ボーダフォン時代の品揃えと言えば、あまりにも酷すぎたが、現在のラインナップにさらに58色追加となると、店頭の陳列什器には到底収まらない。おそらくソフトバンクだけで160種類(色)ぐらいになりそうだ。什器を新調して、配置換えを検討する必要も出てきそうな感じ・・・。

このラインナップ数の多さは、特に家電量販系の売り場に対して有効に働くかもしれない。ソフトバンクからすれば、全機種を並べるためには、それなりの大きさの什器を家電側が用意しなければならず、要するに棚割りと言われるような場所取り競争の中では、露出面積(什器フィス面)が当然他社より大きくなる可能性が出てきて、その分だけ販売ボリューム増加に貢献する可能性が出てくる。

ただうちの会社は、そんな訳には行かず、ただただ在庫量が膨らむ可能性のリスクの方が高くなっている。商品の回転率が悪化しているのだ。割賦契約の販売方式が始まってから、その傾向が強くなっている。

割賦販売では、頭金が一律0円設定になっているので、割賦支払総額が機種により異なったとしても、近視眼的には、お客さんはどの機種も0円と言う解釈が先行し、結果910SHや911SHという特定機種にどうして人気が集中してしまう傾向が強くなっている。それなら、人気機種の在庫を多めにすれば、順調に商品は回転するのだが、そうはうまくいかない。人気機種・色はソフトバンク側でも品切れで、メーカー側の生産の上がり待ちとなり、出荷も販売店には配給割り当て制となり人気・売れ行きに見合った商品数量が確保できない状況なのだ。結果全体の7割ぐらいの機種(色)はほとんど売れずに在庫として停滞してしまうのだ。

この度の春モデルでは、812SH(シャープ)がなんと1機種で20色を用意したと豪語する孫社長だが、販売店は正直そんなにたくさんの色は要りませんが正直な気持ちです。



陳列什器に並べる商品見本(モックアップ)は1個3,150円也。1台も売れなくても見本を並べるために1色で2個・3個(見本を万引きするヤツがいるから多めに買っておく必要がある)買うから見本の購入代金だけでもバカにならない。1台契約を取ったときの利益より、見本のサンプル品の購入代金の方が高いなんて馬鹿な話がチラホラ・・・。

色のバリエーションが増えることはお客さんにとっては良い事だろうが、販売店側が様々な問題を抱えていることなど、ソフトバンク幹部は全く気付く様子はない。

裏はあるのか?「ホワイトプラン」のツボ

2007年01月06日 | ソフトバンク(SoftBank)
今回のホワイトプランは、ある特定の利用層を対象とした場合、その顧客メリットは十分あり、評価できることだと思う。

しかし、月額980円で携帯電話業界の事業モデルとして、
事業が本当に成り立つのか?

答えはYESである。


こんな単純な値下げを断行できる理由は一体なんだろう??


必ず裏があるのでは??裏がないはずがない。
悲しい性だが、何かを探ってみたくなる。


そこで発見!!

実は割賦契約時の毎月の割賦代金の支払額への影響があるのだ。
今さら、割賦契約の詳細な説明はここでは省かせて頂くが・・・

どういうことかと言うと、割賦契約で端末を購入した場合、毎月割賦代金の請求額をソフトバンクが、特別割引してくれる割引額が、ホワイトプランは影響をあたえてしまうのだ。すなわち、毎月の基本料金・通話料金から相殺される特別割引額は、相殺できない金額部分を消滅させてしまうのである。

具体的な例でみてみよう。
【例1】
ホワイトプランにて、月額の端末割賦支払額が3,000円で特別割引額が2,000円の端末を購入し、毎月利用料金が、基本料金980円+通話1,020円であった場合、

(3,000円+980円+1,020円)-2,000円(特別割引)=3,000円の支払となる。

【例2】
ホワイトプランにて、月額の端末割賦支払額が3,000円で特別割引額が2,000円の端末を購入し、毎月利用料金が、基本料金980円+通話0円であった場合、

(3,000円+980円+0円)-980円(特別割引)=3,000円の支払となる。

すなわち通話を1,020円しても完全無料通話だけにとどめて通話料金を0円にしても毎月の支払額は、結局の所3,000円となり同じなのである。

と言う事は、通話料金収入が完全に0円であったとしても、毎月の収入は3,000円を確保できる訳である。通話料収入が減る分は、きちんと端末コストとしてお客さんが負担しなければならいというヘッジがしっかり掛かっているのである。
割賦の端末代金の割引の相殺対象は、月額基本料金と通話料金の支払代金なので、月額の基本+通話の代金が特別割引額より小さい場合は、相殺しきれないので、特別割引額の全額が相殺にならないのである。

まさにマジック。
しかしこの考え方は、以前のブログでも何でも書いているように、ソフトバンクは利用料金と端末コストの負担をバランスを取ることを正論として料金と価格設定を積極的に行う方針であるので、そう言う意味では、首尾一貫した考え方であるとは思う。
料金はドンドン下げていくけど、あまり利用料金を払わない人は、最低限の端末購入コストはそれなりにお客さんが負担してねと言うことなのである。

だから、月額980円で事業は成り立つのか?これは見かけの部分での素朴な疑問なのであるが、実際はきっちり毎月3,000円を回収できるモデルに仕上げられているのだ。(安い端末の場合は、最低回収額は3,000円未満となるとは思いますが・・)割賦時の特別割引額が、調整弁を果たすとは。

と言う事は、今後の収益改善の構造的な問題は、割賦金額と特別割引額の調整によって、収益構造を自由に変えられる武器を持ったということになる。

恐るべし・ソフトバンク

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