田中耕一さんのおかげです!
2005年10月21日 新聞記事
第3の生命因子
『 糖 鎖 』を自動合成 ロボット開発 構造解析にも成功
ゲノム(全遺伝情報)やタンパク質に次ぎ、生命現象に関与する第三の因子と
して注目される「糖鎖」を自動的に合成するロボットや構造を解析するシステム
を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などが開発し、二十日発表した。
糖鎖は糖質が鎖のように結合して細胞表面から突き出し、細胞の個性を決め
る分子。その機構の解明ががんや感染症の予防、治療などに役立つと期待さ
れるが、構造が複雑で合成は難しかった。
産業技術総合研究所はまず、糖鎖を作る遺伝子を利用して糖鎖の合成を進
める168種類の酵素を作成。自動合成ロポツトで複数の酵素を連続的に反応
させ、多種類の糖鎖を一度に合成した。2日間で約60種類の合成が可能にな
ったという。
また、産業技術総合研究所は、ノーベル化学賞を受賞した島津製作所(京都
市)の田中耕一ざんらが開発した質量分析計を使い、同社な.どと共同で糖鎖
の壊れ方のパターンをデータベース化。 類似パターンの糖鎖を探し出すシス
テムを開発した。1ナノグラム(ナノは10億分の1)の試料で調べられるという。
記者会見した島津製作所の島津光三執行役員は「来年春ごろに、データ
ベースとソフトウェアの製品化を目指したい」と話している。
2005年10月21日 新聞記事
第3の生命因子
『 糖 鎖 』を自動合成 ロボット開発 構造解析にも成功
ゲノム(全遺伝情報)やタンパク質に次ぎ、生命現象に関与する第三の因子と
して注目される「糖鎖」を自動的に合成するロボットや構造を解析するシステム
を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などが開発し、二十日発表した。
糖鎖は糖質が鎖のように結合して細胞表面から突き出し、細胞の個性を決め
る分子。その機構の解明ががんや感染症の予防、治療などに役立つと期待さ
れるが、構造が複雑で合成は難しかった。
産業技術総合研究所はまず、糖鎖を作る遺伝子を利用して糖鎖の合成を進
める168種類の酵素を作成。自動合成ロポツトで複数の酵素を連続的に反応
させ、多種類の糖鎖を一度に合成した。2日間で約60種類の合成が可能にな
ったという。
また、産業技術総合研究所は、ノーベル化学賞を受賞した島津製作所(京都
市)の田中耕一ざんらが開発した質量分析計を使い、同社な.どと共同で糖鎖
の壊れ方のパターンをデータベース化。 類似パターンの糖鎖を探し出すシス
テムを開発した。1ナノグラム(ナノは10億分の1)の試料で調べられるという。
記者会見した島津製作所の島津光三執行役員は「来年春ごろに、データ
ベースとソフトウェアの製品化を目指したい」と話している。