糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
細かい話ですけど、糖尿病の診断基準ってのがあって。
最低2回は採血をして、その値で診断する、って話でした。
そいで、今日は、糖尿病の種類についてです。
糖尿病というと、生活習慣病(昔の成人病)というくらいだから、
「食べ過ぎ」とか「運動不足」でなる、
と思っている方は多いんじゃないですか?
ある意味では正しいのですが、厳密には違うんですよー。
なぜかっていうと、糖尿病にはいくつかの種類があるからです。
1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や薬剤によるもの、
そして妊娠糖尿病です。
それぞれに対して説明していきますね!
1),1型糖尿病
「インスリン」っていうのは、血糖を下げるホルモンです。
インスリンは膵臓のβ細胞というところで造られます。
この細胞が破壊されて、からだの中のインスリンの量が
足りなくなる病気が「1型糖尿病」です。
これは食事とか、運動なんかとは全く関係がなく、
子供のうちに始まることが多いんです。
以前は「小児糖尿病」とか、
「インスリン依存型糖尿病」と呼ばれていました。
インスリンが自分で造れないので、
子供の時から一生インスリンの注射が必要なんですよー。
西武ライオンズのジョンソン選手が、
1型糖尿病ですね。
インスリンを持続注射しながら、野球をやっているんですよ。
2),2型糖尿病
皆さんがイメージする糖尿病というのが、このタイプです。
いわゆる生活習慣病ですね♪
たくさんおいしい物を食べて、運動をしないと、
摂る量が使う量よりも多くなります。
そうなると、血糖値が高くなるので、人間の体は頑張って
血糖を下げるインスリンをたくさん出します。
最初のうちはインスリンをたくさん出して血糖を下げる事が
できるのですが、そのうち無理がかかって、
働きが悪くなってしまいます。
それで、ずーっと血糖値が高くなります。
これが「2型糖尿病」です。
食事や運動などの「生活習慣」が関係している場合が多くって、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプです。
だから生活習慣病って言うんですよ♪
「イメージ図」
たくさん食べる、運動しない
↓
血糖値上がる
↓
頑張ってインスリンを出す
↓
一時的に血糖値下がる
↓
でも、もっとたくさん食べる、運動しない
↓
インスリンいくら出しても効かなくなる
↓
ずっと血糖値高い
↓
だんだん膵臓が疲れて、インスリンも出せなくなる
↓
最終的にはインスリンを打たないといけなくなる
こんな感じでしょうか。
1型糖尿病の場合は、なってしまったら最初から
インスリンの注射が必要になります。
2型の場合は、最初は薬を使ってインスリンを膵臓から
出させればよいのですが、もっと悪くなると、
外からインスリンを注射で補わないとならなくなります。
3),他の病気や薬剤によるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、
免疫の異常などのほかの病気が原因となって、
糖尿病が引き起こされるものです。
薬剤が原因となる場合もあります。
4),妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病の事です。
名前の通りですね(笑)
新生児に合併症が出ることもあります。
妊娠中は糖尿病の薬は使えないので、一時的に
インスリンの注射を使う場合が多いですね。
奇形の子供が生まれてしまう可能性が高くなるので、
毎日何回も血糖値を測って、厳格な管理が必要です。
ホント、大変なんですよ~。
子供を産んだ後、正常に戻る人の方が多いのですが、
人によってはその後本当の糖尿病に
なってしまう人もいるんです。
生活習慣病シリーズって事なので、以後の話は、
糖尿病の中でも、「2型糖尿病」の事になりますよ!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
今日の医療に関する無料レポートの紹介は、これ!
『あなたは間違っていない?
「血液検査表の正しい使い方」~基準値の落とし穴~』
http://tinyurl.com/yxn4j5
健康診断や病院で、血液検査を受けたこと、ありますよね?
でも・・・・
血液検査の通知票の「LDL 」「HDL 」などの記号や、
並んだ数値に、 「よくわかんないけど、ま! いいや」とか、
「基準値(正常値)内だから大丈夫! 」と、
気にせず過ごしていませんか?
今回勉強した、糖尿病以外にも、
いろんな基準値、正常値っていうのがあるんですよ!
せっかくだから、これを読んで、
血液検査の結果を、しっかり自分で把握してね!
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
細かい話ですけど、糖尿病の診断基準ってのがあって。
最低2回は採血をして、その値で診断する、って話でした。
そいで、今日は、糖尿病の種類についてです。
糖尿病というと、生活習慣病(昔の成人病)というくらいだから、
「食べ過ぎ」とか「運動不足」でなる、
と思っている方は多いんじゃないですか?
ある意味では正しいのですが、厳密には違うんですよー。
なぜかっていうと、糖尿病にはいくつかの種類があるからです。
1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や薬剤によるもの、
そして妊娠糖尿病です。
それぞれに対して説明していきますね!
1),1型糖尿病
「インスリン」っていうのは、血糖を下げるホルモンです。
インスリンは膵臓のβ細胞というところで造られます。
この細胞が破壊されて、からだの中のインスリンの量が
足りなくなる病気が「1型糖尿病」です。
これは食事とか、運動なんかとは全く関係がなく、
子供のうちに始まることが多いんです。
以前は「小児糖尿病」とか、
「インスリン依存型糖尿病」と呼ばれていました。
インスリンが自分で造れないので、
子供の時から一生インスリンの注射が必要なんですよー。
西武ライオンズのジョンソン選手が、
1型糖尿病ですね。
インスリンを持続注射しながら、野球をやっているんですよ。
2),2型糖尿病
皆さんがイメージする糖尿病というのが、このタイプです。
いわゆる生活習慣病ですね♪
たくさんおいしい物を食べて、運動をしないと、
摂る量が使う量よりも多くなります。
そうなると、血糖値が高くなるので、人間の体は頑張って
血糖を下げるインスリンをたくさん出します。
最初のうちはインスリンをたくさん出して血糖を下げる事が
できるのですが、そのうち無理がかかって、
働きが悪くなってしまいます。
それで、ずーっと血糖値が高くなります。
これが「2型糖尿病」です。
食事や運動などの「生活習慣」が関係している場合が多くって、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプです。
だから生活習慣病って言うんですよ♪
「イメージ図」
たくさん食べる、運動しない
↓
血糖値上がる
↓
頑張ってインスリンを出す
↓
一時的に血糖値下がる
↓
でも、もっとたくさん食べる、運動しない
↓
インスリンいくら出しても効かなくなる
↓
ずっと血糖値高い
↓
だんだん膵臓が疲れて、インスリンも出せなくなる
↓
最終的にはインスリンを打たないといけなくなる
こんな感じでしょうか。
1型糖尿病の場合は、なってしまったら最初から
インスリンの注射が必要になります。
2型の場合は、最初は薬を使ってインスリンを膵臓から
出させればよいのですが、もっと悪くなると、
外からインスリンを注射で補わないとならなくなります。
3),他の病気や薬剤によるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、
免疫の異常などのほかの病気が原因となって、
糖尿病が引き起こされるものです。
薬剤が原因となる場合もあります。
4),妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病の事です。
名前の通りですね(笑)
新生児に合併症が出ることもあります。
妊娠中は糖尿病の薬は使えないので、一時的に
インスリンの注射を使う場合が多いですね。
奇形の子供が生まれてしまう可能性が高くなるので、
毎日何回も血糖値を測って、厳格な管理が必要です。
ホント、大変なんですよ~。
子供を産んだ後、正常に戻る人の方が多いのですが、
人によってはその後本当の糖尿病に
なってしまう人もいるんです。
生活習慣病シリーズって事なので、以後の話は、
糖尿病の中でも、「2型糖尿病」の事になりますよ!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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健康診断や病院で、血液検査を受けたこと、ありますよね?
でも・・・・
血液検査の通知票の「LDL 」「HDL 」などの記号や、
並んだ数値に、 「よくわかんないけど、ま! いいや」とか、
「基準値(正常値)内だから大丈夫! 」と、
気にせず過ごしていませんか?
今回勉強した、糖尿病以外にも、
いろんな基準値、正常値っていうのがあるんですよ!
せっかくだから、これを読んで、
血液検査の結果を、しっかり自分で把握してね!