横濱kabitanの、あれこれ話

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日米アニメ比較21:ラスト

2009年12月26日 05時28分17秒 | 日本アニメによる、異文化比較論
-続き

◎第10部:その他◎
●〔日本初アニメ文化知識検定(アニメアニメ-2006,11/11)〕
『東京アニメセンターを中心に,アニメ検定実行委員会は2007年秋に全国総合アニメ検定試験開催を目指す,と発表。アニメ検定は,アニメ文化領域にかかわる幅広い知識を問う事で理解度を判断。
 東京アニメセンターは,日本動画協会などの支援を受け今年3月東京・秋葉原にオープン。国内外のアニメファンに向け,日本アニメ文化中心地からの情報発信を目指す』
●〔米アニメスタジオ ハンナバーベラプロ共同創立者の一人,バーベラ氏死去(アニメアニメ-2006,12/19)〕
『バーベラ氏,1950年代に米国TVアニメの基礎を築いたハンナバーベラ社をハンナ氏と共に設立。代表作品には,『トムとジェリー』『チキチキ大レース』『原始家族フリントストーン』『宇宙家族ジェットソン』など,現在でも米国サブカルを代表するキャラである。
 ハンナ氏はすでに5年前に他界,創立者は2人共いなくなった。
 この2人の米国アニメ業界に対する貢献は,劇場アニメが主流だった頃にスタジオ設立-TVアニメを重視し,その基礎を築いた事にある。TVアニメ制作時,使用動画枚数を大きく減らすリミデットアニメ手法を多用。これは,虫プロを通じて日本TVアニメ制作にも大きな影響を与えている。1991年,大手メディア総合企業ターナーグループに買収され,すぐに経営は創設者の手から離れてその後も,ターナーグループ→ワーナーブラザーズに買収-ハンナバーベラはワーナーブラザーズ・アニメ部門のカートゥーンネットワークスタジオに吸収,現在は独自制作は行っていない。
 しかし,ここから生まれたキャラ達はカートゥーンネットワークを初め多くのメディアでも活動中,広く米国人に合いされ続けている』
●〔アニメのヒロイン(Nippon2007-世界/日本SF大会企画紹介より)〕
『:アニメにヒロインはいない/出てくる女性は添え物か,救われるだけの役だと人は言うが本当だろうか。それとも,男性に交って派手に戦う女性ヒーローがいるのだろうか?』
●〔千葉大,初期ディズニー作品のアート250点(アニメアニメ-2008,3/18)〕
『千葉大は,2005年にウォルトディズニー制作オリジナル制作資料を校内で発見-それを,米国のディズニーに返還する事に決定。
 2006年7月~2007年9月まで,日本5ヶ所で『ディズニーアート展』として紹介。
 元々,1960年に国内の百貨店で開催された美術展『動画芸術ウォルト・ディズニー展』展示作品だった。会期終了後ディズニーにより,国立近代美術館に寄贈。その後,教育・研究目的で千葉大に譲渡されたが,作品の存在が長い間忘れられていた。
 発見されたセル画は,背景画/コンセプトアート/ストーリーボートは古いアニメ制作資料である同時に,アートとして評価が高い。また,ディズニーアニメ映画初期制作資料の多くは現在失われており,米国本国でも貴重品。それだけに散逸せずに発見される事は珍しく,ディズニーアニメにとっては大発見となる。千葉大はそうした制作資料の貴重さを考えてより広い活用,作品を万全に保管し良好なカタチで引き継ぐ方法として,ディズニーに返還する事を決定。ディズニーは作品の著作権者であるだけでなく,アニメ・リサーチライブラリーでアニメ・アートを専門に収蔵・研究している。今後は,ライブラリーの持つ他の作品と共にこれらの作品も研究される事になる』


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