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復刻されないかな~藤子F先生版の「(手塚治虫・原作)ピロンちゃん」

2012年05月19日 05時48分22秒 | ピロンの秘密

:原稿なしで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:

 「ピロンちゃん」は、元々1960年毎月~金10分帯で放送された実写・冒険活劇「ピロンの秘密」を軸に手塚治虫大先生が漫画化の際、小さな子向けに初回のみ手塚大先生が執筆しその後を藤子F先生が引き継いたもので、藤子F全集別冊2巻内で【メディアミックス作品】として紹介されています。
 「ピロンの秘密」「ピロンちゃん」共々、この記事のカテゴリー【ピロンの秘密】をクリックすると過去の記事が全て出てきますのでそれを読んで下さい(結構な記事数なので読むのが大変かもしれませんが)。
 手塚大先生版(「ピロンの秘密」)はかなり前に講談社全集版で復刻されていますが、どうしてか藤子F先生版(「ピロンちゃん」)だけはドラえもんなどの関連本で時たま紹介されて手塚大先生との共同制作とだけ紹介されそれだけ知られているようです。番組に関しては、載っている本はほんの少ししかなかったようで入手困難のものばかりです(ほぼ全て絶版な上、知られていないため)。
 現在、藤子F全集第4期タイトルはまだ発表されていませんが「ピロンちゃん」は早く出して欲しいです。巻末の【特別資料館コーナー】で是非とも、TV番組関連記事も紹介して欲しいです。
 他にも、藤子F先生の【メディアミックス物】で「名犬ラッシー」など1950~60年代の当時人気あった番組の漫画化や江戸川乱歩「怪人20面相(少年探偵団)」の絵物語化も多くなされていましたので、そうした作品群を通じて当時のTV娯楽文化紹介も精力的にやって欲しいです。

 手塚大先生の講談社全集から始まったマンガ復刻ブーム、それでも1950年代末期の国産初長編カラーアニメ映画「白蛇伝」を皮切りにした東映動画アニメの漫画化作品がかなり復刻されていません。現在、復刻マンガの原動力になっているマンガショップという出版社では「狼少年ケン」「風のフジ丸」がなされているだけのようで、出版社側も自社サイトで「宇宙パトロールホッパ」の漫画化も手掛けた井上先生の遺族に【「ホッパ」復刻の為に原稿が必要なので連絡してください】というメッセージを掲載し続けています。どうやら、連載されている雑誌から複写してからの復刻作業ができない状況だと思います。復刻自体悪い所が、再評価の原動力となりなかなか注目されない1950~60年代のTV番組原作作品として時代資料として見られるし、海外の研究家の方々にとっても日本マンガ研究の貴重な資料としてみてもらえます。それよりも、そうした作品群を知らない1970年代以降の世代にとっては新鮮な感覚で読めます。最近、そうした若い読者内でも人気です。
 手塚大先生版「ピロンの秘密」では、原作である番組の見直しは当時見た人や私みたいに新しくファンになった人にとっては寂しいくらいなかったので、現在日本人なら誰でも大好きな藤子F先生版「ピロンちゃん」が復刻されれば、それに合わせて原作も興味もたれると思います。



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