横濱kabitanの、あれこれ話

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アトムは元・天気予測士!!・・でも、何でも博士はやっていません

2011年12月16日 01時56分37秒 | 鉄腕アトム

:原稿なしで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:

 1964年国産TVアニメ第1号として放送開始された同時期に、NHK人形劇「銀河少年隊」のアニメ部分と「アトム天気予報」も製作されていました(「アトム天気予報」は特典映像としてモノクロ版DVDに収録されています)。

 昨今はすっかり書籍付オリジナルDVDかNHK教育テレビ中心になってしまった、ニャロメなどアニメマンガキャラが大人でも難解で仕組が解らない数学と自然・理工の世界を、解説アニメと共に簡単な説明をしてくれる子供向け理工学教養アニメ番組です。
 私も、子供時分にニャロメの解説で難関な数学の話が良く解りました(作品の作り自体とても素晴しい出来映えでした)。ですが、上記に書いたように昨今書籍中心になり民放では殆ど制作・放送されなくなりました。紹介されるのは大人でも難しい高等理数学の世界ですが、見ると学校の勉強が理解し易く良いと思います。
 ここまで書くと、番組内教師をやりたいキャラが大勢手を上げそうで選抜が大変ですが私としてはもしやるとするなら、日本等身大ロボットキャラ代表としてアトムとドラえもんのダブル出演で毎週1時間知識の世界を旅しながら解説していくモノが見たいですね。
 
 これとは別に、少し前までは民放連連携番組で娯楽やアニメなどのTV番組の制作裏を紹介したりNHK「プロジェクトX」のようにひとつの人物や文化領域・作品・制作に絞ってそれが成り立つまでを掘り下げ、それが起こった同時期の時代背景も合わせて紹介していく番組を、
アトムとドラえもんが国内外のアニメマンガに絞って作品・作家・製作所を一つ一つ時代背景を交えてどうしてこういう流れになり人に親しまれていったかを、解説を交えてやって欲しいです。
 実際、古今東西の娯楽文化のつながり・流れはほんの一部で著名な作品や作家の活動を通して垣間見れるだけです。実写冒険(+時代物+SF+ホラー)活劇も含めて、モノクロTV時代は「宇宙パトロールホッパ」など良質な作品が歴史の陰に隠れて忘
れられてしまっているのが多いです。その上、絵コンテ/原画/画面構成/脚本/キャラ設定表など文芸レベルな資料が容易にネットオークションで見つけられるほど流失・分散を起こしていています。これは、資料としての貴重さがしっかり伝わっていないのが一番の要因だと思います。上記のような、歴史・分析番組を制作し流せばそうした資料は日本にとってはなくってはならないものと浸透し保存・研究・書籍化・教育に使用されるようになり、散逸の危険性が少なくなると思います。

 現在、民放全体が一分野に偏っていて上記のように子供が楽しめる文芸教養番組がすっかり少なくなっているような気がして寂しく思えます。

追記:
 前回、《モノクロ版アトム劇場版映画「宇宙の勇者」のカラー部分に当たりTV版サブタイトルが同じ》と書きましたがさっきWikiで調べましたら「地球防衛隊」だとわかり、こちらの間違いと解りました・・・すいませんでした!!しかし、東映動画のとは違う1作品での完全劇場版作品としては日本初でした。後に、66年にも劇場版として完全新作として制作はされていましたが色々な事情で実現されなかったそうです。ちなみに、「宇宙の勇者」は80年で再放映されました。



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2 コメント

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知識 教養 娯楽 で 検索中です (謎の三文字☆村石太)
2012-01-12 08:43:21
遊びの中で 休養の中で 良い知識を なんとなく 記憶できたら いいですね。
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温故知新の心で (横濱kabitan)
2012-01-13 01:07:25
 日本マンガ・映像作品が世界中広まり親しまれながらも、日本でのそうした作品群の研究学会と関連文芸&書籍収集保存+低額設定の学術本がとても少なく、欧米での研究・学術本発刊が盛んでそれを見てそこから学ぶという逆の状況が昨今普通にあります。
 実際、私のブログ記事用に自国作品なのにわざわざ英語圏から資料集めて和訳して掲載している場合が多いです。
 
 ちょっと記事や村石さんのコメントからずれてしまいましたが、海外と日本の教養アニメマンガの違いは海外のはどちらかというと見る側に教えようという姿勢で教育者目線が強く感じられますが、日本の場合は「ドラえもん」「ポケモン」など作品の中で物語背景として描いたり登場人物に語らせたりとぼける先生が出したりと、見る手には難解な話を物語の一つにしてみせます。
 丁度、このコメント書いている時フジ深夜枠で古代ローマ人が現在日本にタイムスリップして日本の伝統銭湯・温泉文化に驚く「テルマエ・ロマエ」という、ギャグ歴史マンガ原作アニメが放送されています。原作とアニメ共に、しっかりと歴史背景の解説されて笑いながらも勉強できる作品です。・・・でも、蛙男商会による映像がかなり笑える小品です(笑)。
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