横濱kabitanの、あれこれ話

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もう一度、モノクロ「鉄腕アトム」を見直してみよう

2011年12月26日 04時29分46秒 | 鉄腕アトム

:原稿なしで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:

 モノクロ「鉄腕アトム」は、まさに日本TVアニメの基礎であり現在に続くモノです。その以前は、英米モノも合わせて人形・アニメ・特撮が多く放送されていました。特に、NHK人形劇の竹田人形座「宇宙船シリカ」「(虫プロ特撮アニメ付)銀河少年隊」の2作品が連続モノとは思えない極めて精巧な造りだと、マガジンハウス社発行「NHK人形劇のすべて」で僅かながら知る事ができます。
 「鉄腕アトム」放送前はTVアニメといえば、CMか5分程度の短編モノが殆どで制作所もおとぎプロと東映動画だけでした。制作・放送には業界からは《30分枠で毎週放送するなんてありえない》と見られ、現場も最初の関門が初回放送だったそうです。実際、初回担当を申し出た手塚大先生が余りに作業が遅かった為、スタッフから「今なら(シリーズ放送を)辞められますよ」と言った事あったそうですが、結果、放送4年という長寿番組になりました。
 そして、米国を皮切りに海外進出し《世界のアトム》として世界の子供達の友達にもなりました。どころが、米国放送担当者に子供に悪影響になる表現が細かく指摘されましたがそれを日本の業界が注意事項として徹底して定めなかった為に、現在では輸出に修正しなければならない程に問題になってしまっています。
 それでも、昔から《アニメはガシガシ動く方がいい》と考えている米国業界からは少ない制作費と動きだけで奥深い内容を作り出す日本アニメを「鉄腕アトム」で大いに評価し、派手な展開・演出が好きそうな米国の子供達にも自国よりも込み入ったモノに見えるのに受け入れてくれました。国内外でその流れを汲む様々な娯楽作品造られ続けられ、どこかで鉄腕アトムの存在を感じさせます。
 
 これからも、私は温故知新の精神で鉄腕アトムなど古き作品を紐解いていこうと思います。 



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