横濱kabitanの、あれこれ話

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ポケモンフラッシュ事件当時の,一般紙報道集⑨

2010年06月02日 03時17分08秒 | ポケモン

 当時,大規模だったため大きく取りさだされました。これは,今後3D映像に内包する映像の危険性と各紙の読み比べで情報網羅力と見地をみるものです。

1997.12.17-
読売紙
●〔TVアニメ「ポケモン」爆発場面 子供500人発作全国的に被害〕の,続き
『(TVゲームによる「光過敏性発作」が海外でも社会問題化した)ため,93年には,TVゲーム機の大手メーカーが,ゲーム機とそのソフトに,発作などが起きる可能性に触れた警告文を入れる事を決定。警告では「過去に強い光の刺激やTV画面を見ていて,発作や意識不明を経験した事のある人はゲームをする前に医師と相談」するよう呼びかけていた。
 この日の番組について,テレビ東京は,地方TV30局での今後の放送の中止を決めた。来週放送分については,原因を究明してから決めるとしている』
●〔ポケモンパニック〕
『16日午後7時前,人気アニメ番組「ポケットモンスター」(テレビ東京系)の放映中,全国各地の子供達500人以上がほぼ同時刻,「光過敏性」とみられる症状で,倒れた。TVゲームのキャラが登場する同番組「ポケモン」の愛称で親しまれ,視聴率も平均15%以上を記録している人気番組。「TVの画面に本当に危険はなかったのか」「原因をはっきりさせて欲しい」。救急車を読んだり,病院に担ぎ込まれてきたりした子供達の家族からは怒りの声が相次いだ-
 東京都台東区の主婦(36)によると,午後6時50分頃,テレビでポケモンを見ていた長女(8つ)が,何の前触れもなく,発作を起こした。
 すぐに近くの病院に連れていき,自宅に戻っていき,自宅に戻って安静に寝かせた。長女は眠りながらも時折うなされ,TVを見た記憶すらない状態だという。「今後こういうTV番組は流して欲しくない」と訴えた。
 習志野市の会社員男性(57)宅では,中学1年の三男(13)が食事しながらポケモンを見ていた所,倒れた。
 母親が問い掛けても声も出ない様子で,意識もなかったため,119番通報した。数分後,救急隊が到着して担架で運び出す頃に意識が戻ったが,三男は「急に気持ち悪くなったが,何がなんだが思い出せない。頭痛がする」と話したという。
 東京・府中市の都立府中病院では,午後7時過ぎから多摩地域などから,同様の症状と見られる計6人の子供が運び込まれた。
 9~15歳の男女が3人ずつで,いずれも光過敏性の症状を起こしたが,病院到着時には小康状態だったという。来院して手当を受けた結果,同8時半頃までに全員が帰宅した。
 同病院によると,殆どの子供が,派手な色の光が画面にちらちらした場面で,意識を失った。同病院でも,TVゲームで起こす病状と同様と見ている。
 こうした関係者の話を総合すると,子供達が発作を起こしたのは,番組が始まって15分程経ってから。ポケモンのキャラの一つ「電脳戦士〝ポリゴン”」が,ミサイル攻撃を受けて大爆発する場面の前後だった。この場面では,白い光が画面の中心から外側に広がり,赤と青の光が交互に点滅する場面などが,番組終了までの約5分に途切れ途切れに計3回続いている。
 テレビ東京によると,ポケモンのアニメは,テレビゲームのソフトと漫画雑誌の情報コーナーの人気に目を付けた同局映画部の発案で,同社で小学館プロダクションなどが共同製作し,今年4月から始まった。視聴率は,高い時に18%でもあった。
 同番組のプロデューサー岩田・映画部長は「確かにカメラのフラッシュが連続するような場面が続いたが,何故発作が起きたのかは専門家に問ういてみないと」と首をひねっていた。
 問題となった「光過敏性」が大きく取り上げられたのは,93年1月,イギリスでTVゲームをしていた14歳の子供が死亡した例が明らかになってから。国内では,87年に九州で2例報告されたのが最初だった。
 90年には,宮崎県の東北大付属病院で診察した男子小学生(当時11)がTVゲーム中に数回に渡り,めまいと共に意識消失発作を起こした。広島県呉市では,92年4月に小学6年の男児がTVゲーム中に意識不明になった。
 91年にも同市内の中学1年生の男児がTVを見ていて発作を起こし,2ヵ月後にTVゲームで遊んでいて,発作が再発した例が確認されている。
 人気アニメ番組「ポケットモンスター」を見ていた子供達に,一体,何か起こったのか。原因などについて,専門家に聞いた。
TVゲームに詳しい精神科医の香山氏-「情報が足りないが,可能性が2つある。1つは光過敏性。ピカピカと間欠的に一定間隔で何回も光る事で,症状が誘発される。もう一つは,集団で何かに集中して取り組んでいる場面に起こる集団興奮のようなもの。見ているのは一人一人でも,子供の豊かな想像力のために集団で見ているような錯覚を生じた可能性もある」
1987年に〝TVゲーム発作”の症例を報告したまえだこども医院(福岡市)の前田医長「気分が悪い程度ならば何ともいえないが,発作を起こした例はほぼ光過敏性によるものだろう。TVによる発作は,1952年頃から症例があり,大人でも起こる場合があるが,これ程の発症数は例がない。急に光が強くなる時,特に白や赤の場合は発作症状が起こし易い」』
●〔「ポケモン」被害689人に(夕刊)〕
『テレビ東京系列局などで16日午後6時30分から放映された30分間の人気アニメ番組「ポケットモンスター」を見ていた子供達が,相次いで発作を起こした問題で,救急車などで病院に運ばれ,手当てを受けた子供などは689人,内入院した人は191人に上がった事が,17日,読売新聞者のまとめで分かった。全般的に症状は軽いが,被害は全国に広がった。
-続く

 



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1 コメント

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Unknown (マイマイ)
2015-04-24 07:45:52

えっ・・・・

こんな事件あったんですね。

私も小さい頃 よくポケモンのアニメ 毎週
火曜日楽しみにしてました

翌日になり

家族と一緒に ニュースを聞いて
知りました

凄い数え切れないほど
沢山いましたね。
子供とか
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