横濱kabitanの、あれこれ話

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完全聞き書き・要約版(ひょうたんセミナー編)//第2稿目

2008年08月25日 03時42分14秒 | NHK人形劇
【昨日の続きだよ♪】←博士風に

(中山さんから↓)
 マジメな方だったが、高校生1年から放送開始以後井上氏から制作スタッフについて回って夜の東京の世界に踏み込んだり難しく理解できなかった井上さん達の話にもウンウンと聞いたけど、まさに≪学校では学ばない授業≫だった。
 ガバチョさんは、台本の書き間違いもそのまま読んでしまう(ハタハッハという、独特の笑いが生まれたのも、それ≫」
伊「博士の感想」
中「役を演じるというのは、そのキャラも演じた分生きた事になる。自分も、博士的モノを取り込んでいた。
 ある日、諸島の返還記念を、見にいくと博士の顔も入っているひょうたん島うちわを貰った。訳を聞くと、島には昔から≪ひょうたん島」と言われる所がありそこにあやかり、NHKの許可をとって使わせてもらっているとの事。
 島なので、BS位しか本島からの放送見れないので島の子供達はBS番組を見ていて、自分が≪博士の声のヒト≫と知るや喜んで集まってくる」

【03:人形造形】
中「『クルミの木』ファンで、『ひょうたん島』もそうかと思っていたので初めて人形見て
≪ウワッ、デクの棒(この場合は“木彫りの操り人形”を指す)!!≫
固いし(当時は柔らかいモノばかりだった)・・・これを見て≪この番組、ダメかも≫と思った」
片「TELで武井氏に人形デザインの依頼された時、武井氏はデザインにドライでスビーティを求めているといった。それを聞いて唖然。確かに、木やネンドで作っていたケド・・・。
 毎日やるって言うので、手数が全くたりない。その為、誰でも作れる形にしてろくろ職人に外注。最初、動物を作るとOKが出て人間が主役と言う事で一安心したが、最初の台本で仰天!なんだって、1人が3人に握手するんだから!!どうやってやるのかと思えば、≪奥の手を出す≫っていうからいやはや・・・(この話に出たキャラは、アホウドリのホウスケ33世とその家来3羽)。
 一応、見本として人形のヒナ型を作ったが新番組宣伝用にTV・新聞でのったが、≪グロい≫と言われてしまった。
 その頃、武井氏も言われていたがこちらには一言も言わずにいたので、それについて後々知った」
【03-1:人形のカラクリ】
片「アゴがでっぱっているのは傾ける事で、変化を与えている。
 博士は、メガネと目が一体化しているので最初はブリキを仕込んで磁石で動かして板が、ブリキなので磁気化して目がタテに動いてしまう。次に強力磁石にしたら動かない。それならと、間にプラスチック板を入れ目を弱いのにしたらうまくいった。ところが、弱くなったので激しく動くと目玉が飛んでしまう。それで、いつも何個も用意しておき飛んでは付けているモノだから消費が激しい。
 ダンディは、帽子外すとてっぺんに穴、サングラス取ると目もない。それなのに、頭に包帯巻くとか海水浴だと外す機会が多かった。
 時間もないので、武井氏が言う
≪モダンでドライ≫
というのは、余り考えていなかった。
 棒使いを前からやっていたので、≪時代にあっている≫と思っていた」
【03-2:リメイク時での人形制作】
片「リメイク時には張り子技が向上していて、それを研究していた人がいて科学的に造れ型枠も作れた。
 元々、ろくろ式では最初からデザイン的に制限があった分、リメイクで色々修整したらオールドファンからは
≪尖がった感がなくなった≫
≪かわいい≫
と意見がわかれた」
【03-3:オリジナルとリメイクの、見比べ】
(トラヒゲ)
 リメイク時に、ターバンと腰巻がクロマキーブルー(映像合成(クロマキー)の際、合成部分は全てスカイブルーの背景にし、それで撮影するとスカイブルー部分が全て合成された映像になる)と同じ色だったので、クロマキー撮影時にはよくそこも合成されてしまう。
(サンデー)
 顔を下向けると、まつげが写りにくくなるのでリメイク時には外してしまった。
 リメイクしたおかげで、更に色っぽくなった。
(全体)
 ろくろで、どうも尖がってしまう人形も技術向上で好きなように造形できるようになったので、もっと内に秘めた人物描写が出来るようになった・・・前よりも、ほんわかした表情に出来た」
【04:ひょうたん島について】
伊「≪ひらめく≫というのは?」
片「造っている内に突然やってくるモノで、それに説明を求められても、
≪そうひらめいたんだから説明もないだろう≫
である」
武「放送初めてから少しして、東京新聞で2面ほど批評記事がのった。
 それには、
≪こんなのは、子供が見るものじゃない≫
とあり、書いた相手宅まで乗り込んで抗議したら、何と相手は見もせず身内が言っているのをそのまま書いたと判明。余りの事に呆れたが、彼はそれ以降(ひょうたん島にかんしては)何も書かなかった。
 それでもNHKは批判に対して気を使って保守的になっていた。しかし、放送続けている内に『ひょうたん島』は認められていった。 
 人は、何かと新しいものには文句いうモノで、慣れてしまえば≪もう今更≫と言わなくなる」



【明日も続くよ♪ビックリな人もでてくるよ♪♪】←博士風に


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