『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

馬場状態でごちゃごちゃにならなければよいが

2008-05-11 08:04:08 | 競馬
ピンクカメオ、ロジック、ウインクリューガー、その後の蹄跡からおよそ想像のつかない馬がこの5年間に3頭も勝っている。お世辞にもG1馬とはいいづらい。雨とか馬場状態が波乱の共通項だったが、基本的には主役不在でレベルが低かった。断念クラシックという性格のレースだから、2年に1度くらいおかしな馬が勝つのも仕方がない。

さて今年も雨とか馬場状態に左右されかねない。良馬場ならゴスホークケン、ディープスカイ、ブラックシェルの三角で買うつもりだったが、終日の雨予報ではだいぶ馬場のイメージがちがう。
朝6時半の馬場状態は、東京、京都ともに芝重、ダート不良。
雨はあがったのだが回復するのかしないのか。今のところ風もなく、陽が差してこないので午後の馬場状態はわからない。。
重が確定したわけではないし、雨だからといって自信をもって推挙できる馬がいないのでとりあえず変更なしでいく。
完全に重は避けられないと昼ころまでに判断できたら 、「帰ってきた馬券仙人Web」で多少の訂正をいたします。
 
朝日杯FS勝ちのゴスホークケンは期待した一頭だった。新馬戦1600メートルはほぼ持ったままでタイレコード。東スポ杯2歳Sは明らかに気の抜けたような緩い仕上がりだったが、気配の変わった朝日杯は1枠から逃げて1分33秒5。血統的にマイラーだが、体型、勝ちっぷりからクラシックに参戦しても好勝負と思ったのでNZT→NHKマイルCは意外な感じがした。強いというより速いからという決定だったろうが、NZTは外目を回って先行しただけで4角手前で手応えがなくなった。東スポ杯よりましな状態に見えたのでよもやの凡走、敗因として、
①休養明けなのに急仕上げでやや太目、
②不得手の時計のかかる馬場
③スタート直後の落鉄、 などいくつか考えられるが、使った上積みやスピードの生きる府中替わりということでマイナス材料のほとんどはなくなってしまう。ダンツキッスイ、エイムアットビップなどテンに速い同型がいるが、一介の逃げ馬ではないはずである。
やや重くらいならともかく大跳びのスピード馬だから重はマイナスだと思うが・・・よくはわからない。

毎日杯勝ちディープスカイの1800メートル1分46秒0は、古馬オープンの大阪城Sをコンマ1秒凌ぐ前開催の1番時計。青葉賞を勝ってダービーで穴人気となるであろうアドマイヤコマンドを一蹴している。毎日杯勝ち馬(一昨年までは2000メートル)でNHKマイルC直行馬はタイキフォーチュン、クロフネ、キングカメハメハの3頭。いずれもNHKマイルCを勝った。ローテは申し分がない。3走前に上がり33秒4を記録した府中コースで末脚の鋭さを生かせれば。と思ったがこの馬の掲示板外は唯一京都のやや重馬場、ぬかるんだ馬場がいいわけはない。

ここかダービーなのかわからないが、松国厩舎のブラックシェルが府中替わりでおもしろい。父親のクロフネはNHKマイルCを勝ってダービーは5着だった。ブラックシェルは2000メートル中心に7戦しているが、かかり癖のある乗り手泣かせの馬である。
武豊は捨てたが、豊の乗るファリダットとは距離短縮しても福寿草特別くらいの差があるような気がする。コーナー2回でペースの緩まない府中のマイル戦は不器用なこの馬にはベストではないか。

 ファリダットは1400メートルのマーガレットSのタイムと勝ちぶりがよかったが、相手には恵まれた。昨日のヤマニンキングリーのようにいれ込み気味で尖がった感じの馬だから初の長距離輸送が気になる。

 サトノプログレスのNZTはすべてに関して恵まれた。むしろ大外を回りロスある競馬をしたエーシンフォワードを上位とみるが・・・