『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

藤沢凋落の因らしきを教えていただいた

2006-01-13 00:26:54 | 競馬
正月になって競馬友達の何人かのかたからお便りを頂いた。
 どきんとしたのは、高橋道綱氏からのお便り。
「仙人、サイフは焼野原になってませんか」
 そういえば、最近は会心の当たりがない。
 でも、しゃかりきに馬券買っていたのはJCくらいまでで、府中戦では幸い兵糧を蓄えることができた。
 その後は1~2歩ひいたところで、ちまちまやっているので一進一退。
 春になったら、どたんばたんやりますが、当分の間、競馬は酒肴ていどですからご心配なく。

 1月9日には、「万券ゲット!京都4レース未勝利、ラッセルバロ-ズ、単勝万馬券!」というCメールが飛込む。差出人は山本一生氏であった。
 ロングショットを放送する癖をお持ちのようで、これは昨年の秋天のヘヴンリーロマンス以来。
 SS産駒で、タイムオーバー明けで、熊沢騎乗。
 たぶんPOGの愛馬ってことなのだろうが、よかったですね。
 
 そして白井透氏から『ディープインパクトが「なぜ 飛ばなかったのか」馬と人との強いコンタクトが馬を走らせる』という観戦後記風の封書が届いた。要約すると――
『(前略)問題は、追い出しにいたるまでの武騎手とディープのコンタクトの中にあったのではないかと私は思う。そしてそれは菊花賞で引っかかったこと、それでもゴール前で見せた爆発的な伸び脚にヒントがある。(中略)しかし、ディープはひっかかったことが致命傷にならなかった。非凡なスタミナは、並みの馬の3分の1の時間で息を整えてしまう心肺機能と生来の身軽さからきていると思われる。行き脚のついた中でつけられた折り合いは強いテンションを保ち、馬の収縮につながっていた。それがゴール前につながった。
 武騎手は有馬記念で、まず菊花賞の二の舞はしまいと考えた。引っかからないようにするには弱いコンタクトの中で折り合いをつけることだった。(中略)ペースが遅かったことも不運だった。ディープにとってはあまりにも楽な展開だった。その時ディープは経験したことのない、そして想定外の緩いコンタクトのまま走っていた。そこに大きな落とし穴があった。収縮度が足らなかったのだ。追い出しにかかった時、瞬発力は蓄積されていなかった。今までのはじけるような末脚は消えうせていた。それでも勝ち馬から半馬身差、これはこれでディープのずば抜けた能力を示している。
(中略)「厳しいレースで末が伸び、楽なレースで末が伸びなかった」謎は解けた。
ディープインパクトは「飛ばなかった」のではない。その緩いコンタクトの中で「飛べなかった」のだ。(中略)ディープの復活はそんな難しいことではない。強いコンタクトの中で、収縮することを取り戻せば、日本ばかりでなく、世界制覇への道も見えてくる』
 うーん、そういう問題ではないと思う。あえて異を唱えるのも面倒だし、ディ―プインパクトの側でものを言いたくないし、反対側で騒いでもおもしろくない。
 デュバイに本当に行く気があるかどうか、次回のレースに勝てるかどうかについては関心があるが、この馬が史上最強馬であるかどうかなどという論議にはまったく興味がない。
 
 さらに本日はK社編集者H氏から、藤沢不振の謎について、以下のようなメールを頂いた。
「ディセンバーSのキングストレイルには同じくやられました。金杯にらみかと思いきや、さらにプラス体重での出走とは。
藤沢厩舎の凋落については、すでにご存知かもしれませんが、こういうことらしいですよ。

http://umaumalife.blog5.fc2.com/blog-entry-92.html 」
 
 なるほど。ありがとうございました。