『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

桜花賞

2008-04-12 22:07:08 | 競馬
ゴスホークケンの敗因はなんだったのだろうか。ちょっと太いような印象は受けたが、東スポ杯ほどひどい状態ではなかったと思う。気性が悪いのか、どこか弱いところがあるのか? 朝日杯FSの勝ちぶりから期待していた馬なのだけれども、これほど動かないと今後の評価が難しい。イン逃げかインの番手有利・・・今さらながらに中山マイルの戦績はあてにしづらいと痛感した。

一昨年春までの阪神マイルもそうだった。
今年が2回目となる外回りBコースの桜花賞の特色は、昨年が能力通りの決着だったように“魔の桜花賞ペース”といわれたころに比べると紛れづらくなったこと。
コーナーが緩く直線が長くなったので、枠順によるアドヴァンテージを騎手が意識せずに競馬するようになったためか?
昨年は前半47秒8、後半が45秒9という近年の桜花賞では最緩ペース、今年もたぶんハイラップではなかろう。
ポルトフィーノが取り消したのでたぶんデヴェロッペの単騎逃げ。
ノーマークになることは間違いないと思う。
かかると制御の利かないエイムアットビップは行きたくないだろうし、エアパスカルにしても前走逃げたかったわけではない。
前半48秒7という緩ペースなのでしびれを切らした藤岡が飛び出しただけのことだ。

チューリップ賞が阪神JF以来となるトールポピー、オディールは勝てる状態に仕上がっていたと思う。
ただ、内枠に入ったトールポピーは、前々で競馬してどのくらい走れるかを試したかったし、オディールはタメてどれだけ切れるかが課題だった。
権利を取らねば桜花賞出走権のないエアパスカルに比べれば気持ちの上で余裕があった。トールポピーは特別切れるわけではないが、緩かろうが速かろうがいずれのペースにも対応できる。
マイルよりも中距離向きの持続力というか持久力が武器、同距離のトライアルで主役として振舞えた自信は大きい。
オディールは意図して出遅れたようなフシもある。
あの位置で折り合いつけたから33秒5なんて脚が使えた。
いれ込み馬でどう乗るかがむつかしい。
抑えたらよほど速いペースにならなければ届くまい。
オレ的にはデヴェロッペよりも買いづらい。

その他については明朝「帰ってきた馬券仙人Web」に掲出予定。