『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

効率のよい馬券の買い方研究中

2006-08-31 09:19:21 | 競馬
このところ仙人サイトのAJ値にかなり頼っている。ある種の能力値だが、上位3頭のいづれかが連対する確率は80%近くあるというのがこれまで掲出した約240レースくらいの結果分析で判明。データとして客観性はあるようだ。これは人気上位3頭の連対確率とほぼ同じ。かならずしも人気と一致していないからおもしろい。なにを買っていいかわからないような混戦レースを買う場合にはAJ値上位馬で人気薄を中心に置くようにするのが効率がよい。

もちろん機械的に上位馬から買えばいいというものではない。
上位3頭の中で何を中心にするかという時は自分の推理を働かせなければならない。
上位馬でも足らないと思えば消すのがよいし、下位馬でも気になる馬は買うべきだが、連対馬の8割近くがその中にいるというデータは利用すべきだと思う。
たぶん勝率が上がります。

先週の日曜小倉の10レース阿蘇Sを例にとると、AJ値1位は7番人気のマルカフレンチで離れたトップ、高配当なので狙いたいところだが、マルカフレンチはずっと1200メートルを使って好績を残してきた馬で、1700メートルは一度使って14着、ほとんどキャリアがない。
2歳戦とか低条件レースならともかく、古馬の1000万下条件以上でスプリント→中距離はほとんど成功した例はない。
同条件でもマイル・中距離を使っている馬のほうが一般的にいってスプリント専用馬よりレベルが高いためかと思う。
しかしAJ値はそこのところの距離適性が勘案されていない。
クラス実績と近走の状態の優劣でマルカフレンチが最上位にきたのだろうが、ハンディ戦といっても、ダートなら近況もよく、マイルG1のフェブラリーSで2着するような(だいぶ前だが)サイレントディール(3番人気、3着)より上位にくるわけがない。
ただ少々気性に問題のあるサイレントディールは乗り替わりが気になって買う気はなかったが、それに先着できないと思うマルカフレンチは消し。
1位を消したのだからAJ値2位で6番人気と人気薄のメイショウホウオウから入れば正解だったのだが紐までとして失敗。
馬券は、AJ値4位で8番人気のアンドゥオール(4着)とエドモンダンテス(5着)中心に組み立てたのだが、馬場がレコードの出るくらい超軽い馬場でそれが逃げ馬サンライズキング、先行したメイショウホウオウに利した。
4頭しか買っていないだから馬複6点なのに…と悔いたが遅い。
しかもAJ値上位3頭から軸を選んでいなかった…連対率80%はダテじゃないですよね。気になる馬で人気のないAJ値上位馬を買えというのが先週の教訓。
自分の推理とAJ値はかなり相違があるのだけれど、極私的な主観より客観性を優先させるべきなんだろうな。

今週の2歳戦はデータが少ないためAJ値は出てこないが、その他レースの上位馬については金曜、土曜に検討対象としてみたい。