『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

今年から北九州記念は1200ですと

2006-08-10 10:24:56 | 競馬
小倉は馬場の内寄りがそうとう荒れてきた模様で、逃げ馬はラチ沿いを通らず、4角ではほとんどが外に出そうとしてごたついている。コースどりの巧拙でだいぶ有利不利ががおこりそうだ。ことしの北九州記念は距離が短縮されて1200メートルとなり、スプリントボーナスレースの第3弾となった。函館で勝ったビーナスラインの出走はないが、新潟チャンプのサチノスィーティーは狙ってきた。だからといってレースがおもしろくなるわけではない。くだらないレースに5000万円もの出走奨励ボーナスなど不要。ドブに捨てるようなカネがあるならファンへの還元を考えるべきだろう。

トップハンディは、ゴールデンキャストとリミットレスビッツドの58キロ。
ゴールデンキャストは8勝中6勝を夏場にあげた。
ムラが駆なところがあるが小回り平たんでは水を得た魚。前走の北九州短距離Sは苦手と言われた道悪にもかかわらず快勝した。先週のヴィータローザではないが、なにしろ橋口さんとこの馬だから小倉は走るようにしつけられている。

リミットレスビッドは幻の皐月賞馬フサイチゼノンの下。
芝を使ってくすぶっていたが今年の春にダートの重賞ガーネットSと根岸Sを連勝した。その後フェブラリーS(ダート)、高松宮記念(芝)、CBC賞(芝)などを使って。やや家賃の高いところでそこそこだったが前走のプロキオンSがいただけない。

トップハンディ馬より56キロで前走しくじりのホーマンテキーラを狙う。
直線競馬向きの短距離馬だが、昨夏小倉の1200メートルではスムーズな競馬とはいえなかったが連勝している。
前回は中舘君の出遅れがすべてだった。
外寄りへも出せずもっとも悪い最内からメンバー中最速の上がりで伸びている。

マルカキセキは昨年のスプリンターズSで4着、サイレントウイットネスから2馬身ちょいのところにきているのだから、スプリンターとしては一線級といってよい。
ただ他力型の競馬をしがちで、いまいち勝ち味に遅いのは福永騎手の乗り方か。
今回は福永海外遠征で鮫島父の手綱、ハンディは57.5キロ。

アイビスサマーダッシュを勝った3歳のサチノスイーティーは52キロとまだ軽ハンディだが前2走は雨に助けられたような感じだった。

軽い馬では、小倉4戦3勝のリボンアート、2歳時小倉の未勝利戦1200メートルを1分8秒1のレコードで走ったコスモフォーチュンなどが気になっている。