『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

ニューマーケットC

2006-09-15 21:15:02 | 競馬
変則3日開催で中京がお休み。そのため関西の有力ジョッキーは中山か札幌で乗る。豊、アンカツは中山参戦。豊は5鞍の騎乗、フランスほど少ないわけでははないが、これは珍しい。帯同馬らしきは1Rのアルーリングラインと8Rのシャイナムスメの2頭、アンカツは4頭オール関東馬で一見勝負がかりだが、声をかけたらしき加藤征は人気ほどは走らない厩舎なのであまりアテにしないほうがよい。

いちばん中山での騎乗数が多い関西騎手は幸で6鞍だが、これもすべて関東の馬。
関東騎手のヘボさになれっこになっているとついつい関西Jに目がいく。
とくに豊、アンカツあたりは過剰人気になりそうなので用心したほうがいいと思う。
中山メーンのニューマーケットCはハンディ戦で、豊ムーンシャイン、コスモマーベラス、ブライトトゥモローあたりで人気は割れそうだ。

ムーンシャインは、マイル3勝、1400メートル1勝、1800メートルはたんぱ賞10着があるだけだ。
1F伸びるだけだから、前にも行けるこの馬にとって1800メートルはさほど不利のないようにも思うが、左回りと右回りでは明らかに実績がちがう。
前々走中山のマイル戦でこのクラス2着だが、そのときは内田で根っきりのレース内容だった。
デザーモ、内田という当代きっての騎手が乗っていただけに、豊に替わったからという程度の理由では飛びつけない。

コスモマーベラスの55キロは牡馬の57キロに匹敵する。
スローなら前で競馬できるしハイペースなら差しに回る。
こういう自在性があるからペースに左右されやすい中山コースは得意で実績もある。
昇級戦といっても、中山牝馬S、ヴィクトリアマイルなど重賞の実績からすれば勝ち負けしてもおかしくはない。

ブライトトゥモローは昨年のこのレースの2着馬、中京2歳S以来9ヵ月ぶりの実戦だったが、先行して粘り込んだ。
今回は、やはり9ヵ月の休み、叩いて3走目となる。
前走小倉は出遅れながら緩い流れを外から差し切った。
相手はディープインパクトの帯同馬のピカレスクコートあたりだからさして骨っぽい相手ではないが、ここがまだ9走目と底を見せていない。

関東馬スプリングドリューは西の成長株川田を頼んだ。
川田は3鞍だけの騎乗で、いかにも勝負という感じはするが右実績がないのと、暑期の新潟2戦した後遺症が懸念される。

ハンディ戦のわりに波乱が考えづらいレースだが、もし大穴があるとすれば主力の一角が崩れたときのダイタクアルビン、スパルタカスあたりの突っ込み、ともに今度は自己条件の競馬、持ち時計はそこそこにある。