『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

初日は東京新聞杯

2006-01-25 01:15:00 | 競馬
別定戦だけれども実績上位馬は近況が悪いし、昨年のハットトリックのようなタイプの上がり馬もいない。
 頭の痛くなるようなメンバーである。
 東京の開幕週ということを考えると、逃げられそうな馬がよさそうな気がするが、なにがなんでもハナを主張する馬はいない。
 押し出されてグランリーオあたりがペースメーカーか。昨年5月の東京開催1600万下の1400メートルをレコードタイムで逃げ切った。
 昨暮れの中日新聞杯で重賞初制覇、人気薄でしてやったりという感じだっただけに、人気が加乗される今回は買いづらいが…展開は有利。

 実績的いちばんのマイネルレコルトは秋から5戦したが、まるで春先のおもかげはない。近くまで来ながら伸び切れないというのは、単に早熟だったというより闘争心が失せたのかも知れない。テンにもまるで行けなくなった。

 キングストレイルは昨秋のセントライト記念勝ちが嘘のような低迷ぶり。パドックは相変わらず映える馬で太めには見えないのだが、なぜか走らない。調教現場の戦力ダウンで低迷する藤沢厩舎そのものといった成績。しかし大負けしているわけでもないので、気楽に乗れる今回は警戒した方がいいかもしれない。

 同厩ウインラディウスは府中マイルは大得意、8歳馬だがキャリアは31戦でまだ衰えてはいない。しかし斤量の59キロでは買いづらい。

 京都金杯凡走のオレハマッテルゼはスローなのに積極的に先行しなかったのが敗因。外枠でずっと外々回る無策な乗り方だった。キャピタルSの好時計は、開幕週馬場への対応力。本来展開にはあまり左右されないタイプだ。

 インセンティブガイも前走ようやく走る気を見せた。ペリエ騎乗で人気にはなりそうだが、見かけほど走る馬ではないし、出走権も当落線上。

 キネティクスは昨年の2着馬、富士Sも3着と好走していて府中のマイルは得意。

 アルビレオは重賞勝ちはないが、G3くらいだと2~3着にはくる。
 
 何が売れるのかわからないが、いちゃもんつけて消したくなるような人気の盲点の馬がきそうなレースだと思う。