『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

京都牝馬特別

2006-01-27 00:05:12 | 競馬
 ペリエは土曜から一ヶ月のJRA短期免許でした。
 地方免許でJRAに乗ろうとしたのではなく、川崎記念1日の騎乗のために一ヶ月の地方免許(たぶん最低単位)を取得したということみたいですね。なめられたのはJRA所属馬1鞍騎乗のために利用された地全協ってことですか。
 身元引き受けは前回と同じく角居厩舎のようです。
 
【京都牝馬S】
 その意気を壮とすべきか、愚挙なのか。
 有馬で引退を宣言したオースミハルカが59キロのここを使ってきた。
 牝馬で59キロ。57キロでさえ極量と言うのだから59キロはなんと言ったらいいのか。59キロ背負って勝った牝馬など、大昔のトウメイくらいしか記憶にない。トウメイは天皇賞・秋、有馬記念を連勝したような女傑で、比較の対象として適切ではない。
 たしかに同型馬はいないのでハナは主張できるが、このメンバーだとマークされる立場、ハイピッチで逃げれば末脚を失いそうだし、スローに落とせば早めに何かにこられる。それを振り切れるような負担重量ではない。

 ディアデラノビアは4歳牝馬で3本指に入ろうかという馬。フローラSを勝ち、オークスが3着だった。7ヶ月半ぶりの京都金杯はビッグプラネットから0.4秒差の6着、スローな流れだったことを考えると好走の部類かもしれない。切れ味勝負の馬でマイルがいいような気もするが、実績的には中距離馬である。前走は落ち着いていたようだが、3歳時はかなりのいれこみ馬で、パドックを見ると買う気がしなくなるような馬だった。見かけより走ることは確かだが、あの姿自体がぼくにとっては不安材料。
 
 実績からはヤマニンシュクルが上位。秋華賞がスイープトウショウの2着、本質は中距離馬だと思うが、阪神JFを勝ち、桜花賞がダンスインザムードの3着なのだからマイルが不得手というわけでもない。13ヶ月の休養明けでぶつけたエリザベス女王杯が4着と走りすぎているので、前走はたぶん2走ボケ。3走目となる今回がいちばん走りごろのような気がする。

 桜花賞でヤマニンシュクルに先着、2着したアズマサンダースが穴としてはおもしろい。
こちらは典型的なマイラーといってよく、実際に昨年このレースを勝っているし、昨年の京都金杯はハットトリックからクビ、クビの3着だった。ここ2戦着順は大きいが、前々走は8ヶ月半ぶりの実戦で太めだったし、前走はマイルCS、気にするようま内容ではない。

 阪神牝馬S2、3着のマイネサマンサとレクレドールはほぼ互角の力、どちらかというと晩生のような血筋のレクレドールが上位か。ペリエが2度目の騎乗で、人気になりそうなところとは差がなかろう。
 
 メイショウオスカルは先行すれば残り目もある。