『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

東スポ杯2歳S

2007-11-13 16:02:03 | 競馬
2歳戦を考えなければならない時期になった。牝馬はオディールなどファンタジーS上位組がリードしながら推移しそうな雲行きだが、牡馬は京王杯勝ちのアポロドルチェ、デイリー杯のキャプテントゥーレが一歩リードだろうが、まだ藪の中。好素質馬の多い東京スポーツ杯で粗筋が見えてくるかも知れない。

実績は札幌2歳Sを勝ったオリエンタルロック。
先週の京王杯では、新潟2歳Sと函館2歳Sのチャンピオンは早々と枕を並べて討ち死に、早い時期の2歳重賞のレベルに疑問はあるが、例年にならえば札幌はマシなほう、ナムラマース、サクラプレジデント、ジャングルポケットが勝っている。
オリエンタルロックは未勝利を勝ち上がるまで3戦要したが、4戦目の札幌2歳Sは最後方待機から3~4角の外目をまくり、13頭をごぼう抜きにした。
時計的な裏付けはないが余力はあった。
東京コースも問題なさそう。

タケミカズチは新潟2歳Sは1番人気だったが、かかり気味で折り合いを欠いた。
デイリー杯2歳Sで最後方から大外に出して、キャプテントゥーレの2着、デビュー戦の新潟マイルで33秒0の末脚を使ったのがダテではないということを示した。
他力型で展開に左右されそうなタイプだが、ツボにはまれば大駆けもある。

スズジュピターは新潟で連勝、ダリア賞(1400メートル)は中位からの競馬でレコード勝ち、距離延びてどうか疑問だがレースセンスにはいいものがある。

エーシンフォワードは京都デビューで新馬、500万下と連勝、1400メートルしか使っていないので坂と距離が課題、スピードはありそうだが…

ホウザンは札幌2歳Sの3着馬、直線やや狭くなるようところがなければ勝ち負けだったかも知れない。
その後ダート戦の北海道2歳優駿に寄り道して2着だった。 

あとはメジロガストンが2勝馬だがほとんど魅力なし。

1勝馬に魅力のある馬が多い。
スマイルジャックは新潟で新馬を勝った後、芙蓉Sがハナ、いちょうSがクビと惜敗が続いている。
いちょうSでは京王杯勝ちのアポロドルチェに先着、先行タイプで競り合って強い。

ダンツキッスイは阪神の新馬(マイル)を1分34秒8で逃げ切り勝ち、京都の萩Sも逃げてクビ差負けたが、やや重馬場で1分47秒9。
この時期の時計としては評価できる。
シンボリクリスエスの産駒でスピードと持久力を併せ持った馬。

大物かも知れないのがゴスホークケン。
府中1600メートルの新馬戦を1分34秒9で楽勝、まったく持ったままだった。
父Bernstein に関してはまったく知識がないがストームキャット産駒だからスピードの勝った馬というイメージ、ただレースぶりからすれば距離対応力はありそうだ。
かなり人気を集めそう。

アルカザン、シングンリターンズあたりのレースぶりにも注目。