『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

謹賀新年

2006-01-01 13:43:50 | 競馬
 明けましておめでとうございます。

 有馬記念からはや1週間、大井、競輪、ボートなどに参加し同世代競艇レーサーの加藤峻二には大声援を送りました。週末にJRA競馬がないのは楽ですね。義務感から開放された感じで、気分的にはすごくリフレッシュしました。
 正月は5日の金杯から始まって、7日から9日の連続開催という、馬券を買う側にとっては場的な日程。どの程度の付き合いにしようかと思案中です。
 クラシック権利のかかる明け3歳馬戦はともかく、条件戦などは馬主がどう走ったら都合がいいか懐具合をカウントするだけの調整レース。勝つと即クラスが上がるという新ルールになったので、勝つ気のない着狙い馬がどういう競馬をするのか、基本的にはそう変わらないと思いますが、しばらくは様子見が賢明でしょう。

【中山金杯】
 ハンディ頭が負けがちで波乱傾向ですが、そのわりには1番人気の連対率も高いというレースで、7番人気以下の人気薄馬さえうまく見つければ手に負えないということもありません。
 
 在厩馬時価総額というランキングを作ったらおそらくダントツの日本一であろう藤沢厩舎ですが、その割には成績が上がらない。昨年はG21勝、G32勝という惨憺たる成績。なにが原因かはよくわからないが、縁の下で支えていた岡部Jの引退とかの影響もあるかも知れないですね。
 先日はデイープインパクトの下のオンファイアーを壊してしまったし、ともかく走らない。ゼンノロブロイ、ダンスインザムード、ジャリスコライト…肝心のところで人気に応えた馬はほとんどいません。しかもデザーモを3ヶ月の枠一杯使ってこんな程度!? あまり信用しない方がいい。
 
 ここにはにディセンバーSで不審な負け方をしたキングストレイルを使う。
 そのキングストレイルが、この厩舎の昨年の唯一のG2、セントライト記念の勝ち馬。
 たぶん、ここでハンディが重くなるのを嫌っての調整出走だったと思うが、ディセンバーSの1着賞金と、ここの2着賞金はほとんど同額で、ここで勝てなければ意味がない。
 プラス14キロは全然太めに見えなかったのだが、レースでは追い出されて苦しがっていたし、直線は歩いたのでベストコンディションではなかったのだろう。
 それでもグレートジャーニーやマイネソーサリス、マイネルレコルトに先着を許すとは思えない状態だった。
 ここでも能力は抜けているように思うが、現時点でかなり稽古は軽いようだし、さがりの藤沢ということで連軸にとどめる。

 相手は中日新聞杯で復調気配を見せたダンスインザモアか。
 蛯正の癖だからおどろかないが、出遅れ大外ぶんまわり、それで2着なのだから勝ちに等しい内容だった。今回は蛯正が落馬負傷でだれが乗るかだが、蛯正より下手もそう多くないので、これが対抗格。

 同じ中日新聞杯で6着だったコンラッドは、直線馬混みの中で完全に脚を余した。善臣だと連対圏が複勝圏になってしまうが、この馬も調子を上げている。

 中日新聞杯で重賞初制覇の柴山が乗るヴィータローザは、鞍上が追わせる騎手で人気薄を持ってくるタイプなので能力以上には動きそうだ。今の柴山は腹一杯でナミの騎手に成り下がった安勝以上である。

 カンファーベストは前走期待したが、今回は2走ボケの懸念が多少はある。中舘騎乗で前々の競馬が出来れば複勝圏。

 ワンモアチャッターは好調期間が長いが、そろそろ疲労が気になる時期。展開的にといってもメジロマントルのもう一度は買いたくない。

マイネルレコルトは格上馬だが、何度もいうように馬体に成長感がない。今回はバルジュー騎乗だけがプラス材料。