『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

関屋記念

2006-08-01 15:14:32 | 競馬
実績からいえばテレグノシス、ローエングリンあたりだが、ともに好調時のおもかげはない。ことにテレグノシスは前走の安田記念では武豊を頼みおあつらえ向きの展開になったにもかかわらず見せ場はなかった。今回は欧州遠征の豊に替わって横典、人気だとは思うのだが…

一昨年の最盛期あたりに比べると力が落ちたという印象は否めない。
今年はダービー卿CTからスタートして5着、休養明けといってもグレートジャーニー、キングストレイルあたりに負けているようでは情けない。
京王杯SCがスローに殺されて3着とはいっても、先着したのはオレハマッテルゼ、インセンティブガイなのだから、正味の能力はというと安田記念の9着という程度のところだろう。
とはいってもこのメンバーはダービー卿CTとか京王杯SC程度のメンバーなのだから脈なしとはいえない。
上でもないし下ともいえずで、取捨に迷うところだ。

ローエングリンは昨年のマイラーズC以来7連敗、軽快な逃げ足を武器とした馬だったが近走ではハナにも行かない。
3年前の国外遠征前後は一戦級とも5分に渡り合えたのだが、以降中距離を使ったり、ダートを使ったりでいつのまにかナミの馬になってしまった。
賞金別定で59キロは楽ではないが、強力同型はいない。


ヤマニンアラバスタが江田照から善臣にスイッチした。
これは素直に鞍上強化と評価してよいだろう。
昨夏の新潟記念を勝って出世した馬で、新潟コースは5戦3勝2着1回と大得意、輸送を苦にするいれ込み馬なので滞在競馬のほうが力を発揮できるためだろう。
このメンバーで54キロなら争覇圏内だと思う。

下から上がってきた馬だがワディラムには高速対応力がある。
京都の500万下を勝った時が1分32秒9。
再々申し上げているようにこのクラスの重賞には格上も格下もない。

重賞3勝のサイドワインダーは昨年の勝ち馬。
8歳馬だがさほど衰えた感じはない。
今年はエプソムCから始動して8着、米子Sが4着とイマイチの成績だが、ともに不得手の重で動けなかった。
昨年の勝ちタイムは1分32秒3、高速決着必至で勝ち負けだろう。

使ってくれば松山ダイワレイダースも問題の1頭だが、時計の裏付けがないのと、後藤の騎乗停止で騎手が宙に浮いている。

能力あるペールギュントだが、活躍したのは2歳~3歳初期まで、その後1年半も連絡みがない。
咽喉の鳴る馬だけにピーカンの高速馬場はつらかろう。

ケイアイガードはたんぱ賞の勝ち馬で、その年の神戸新聞杯でキングカメハメハの2着と好走した。
マイル向きかどうかはわからないが、能力的には通用する。
今回は内田博幸が手綱を取る模様。