『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

難しすぎた安田記念

2007-06-04 21:29:33 | 競馬
不思議な人気に迷わされた。当然1番人気と思っていたダイワメジャーが、前日ばかりか最終的にも2番人気のまま。スズカフェニックスのオッズが下がった。といっても単勝に差が出ただけで、連軸としては五分五分の売れ方だったが…

ダイワメジャーが2.5倍、スズカフェニックスが5倍、ジョイフルウィナーが6倍くらいという見当をつけていたので、このオッズは意外だった。
というか、ダイワとスズカの能力を冷静に比較した場合五分ということはない。
どちらも文句なしの好状態に見えたが、ダイワが昨秋と寸分ちがっていないのにはびっくりした。
消しにかかっていたのだが、消したら馬券はとれないという気配、それでいて配当は想像以上にある。
スズカも仕上がりは究極だったが、どちらかを消せということなら迷うことはなかった。香港4騎はエイブルワンが少し下という感じだったが、それぞれよく見えた。
経験則でいえばせん馬は見かけ以上に走る場合が多い。
32秒そこそこの時計に対応できるかどうかはわからないが走っておかしくない雰囲気はあった。
オッズが思ったよりも高い。
それを買い材料とするか、馬券が入っていないとみるか。
ジョイフルウィナー、ダイワが予想と当日気配をミックスした結論だったのだが…コンゴウリキシオーの好走は想定外だった。
パドックは発汗が目立ちいれ込み気味。
逃げ馬にもかかわらず3番人気、マイラーズCがノーマークだったので人気になりすぎていた感じで買う気にはなれない。
敗れはしたが、まったく文句のない内容だった。
前半が45.9、後半が46.4でゴール前までは影も踏ませない逃走劇、長目の距離を使ったりダートにいったリで真価が発揮できないでいたが、実は天性のマイラーだったということだろうか。
かりに好状態に見えたとしても、マイル戦で行ったきりに近いダイワとの組み合わせは買いづらい。
香港馬の大挙参加にもだまされる。
反省する気にもなれない難しすぎるレースだった。