『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

アイビスサマーダッシュ

2006-07-11 15:26:22 | 競馬
 今週から新潟、小倉、函館の3場開催。梅雨明けもせず相変わらず天候不定で馬場読みには悩まされそうだが、開幕週とあって新潟、小倉は良なら高速対応能力が求められるだろう。函館はますます時計のかかる馬場となっている。スピードタイプは脚が上がらなくなるような状態だから、新潟、小倉とは違ったタイプが活躍しそうだ

 重賞はサマースプリントシリーズの第2弾「アイビスサマーダッシュ」、函館の第1弾「函館スプリントS」を使った馬で登録してきたのは、函館で惨敗したプレシャスカフェ、キーンランドスワン、フサイチホクトセイの3頭。
 プレシャスカフェ、キーンランドスワンはまったく往時の精彩がないので、問題にしなければならないのはフサイチホクトセイだけだろう。

 フサイチは1000メートルの直線競馬は初めてだが、短いほど走りそうな体型。
 1200メートルならコンスタントに1分7秒台で走るので、高速馬場向きといえる。
 ただ森禿厩舎ではステキシンスケクンには善臣を頼んでいるが、この馬の鞍上は未定。 
 なんとなくシンスケクンの方を期待しているフシがある
 シンスケクンはマイル<スプリントかも知れないが高速馬場への対応力は不明。
 3歳馬なので53キロは恵量だが、近走1600メートルや2000メートルを使っていただけに1000メートルの速さ比べには戸惑うおそれもある。

 昨夏小倉で活躍し、秋に阪神のセントウルSで2着だったホーマンテキーラはスピード負けしない。
 直線は初体験だが、1200メートル自分でレースを作って1分7秒台で走れる。

 昨年の優勝馬テイエムチュラサンは3キロ重い54キロ、昨年は59キロのカルストンライトオ以外はたいしたメンバーではなかったし、恵まれという印象が強い。

 昨年2着のウェディングバレーは1000メートル3戦1勝2着2回の巧者だが、昨夏以降4戦して二桁着順続き。
 ただ昨年も凡走続きのあと突如1000メートルで変身した。

 1000メートル経験馬ではダイワメンフィスがフリーウェイS、福島のバーデンバーデンCと連勝して上り調子だ。
 たぶんこの馬が人気だろう。

 開幕週に移されたので枠順とかは例年ほど気にしなくてもいいかも知れない。