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(高樹のぶ子氏)
![水原紫苑さん](https://www.nhk.or.jp/jockey/photo/2002/mizuhara-s.jpg)
(水原紫苑氏)
来年2008年は「源氏物語千年紀」である。
あるいは、「知る人ぞ知る」、または、「皆が知っている」ことなのかもしれない。
確か、京都では既に「源氏物語千年紀委員会」が発足し、その活動を開始している。
今まで聞こえてきているところでは、この秋口から(???)来年にかけて「源氏物語千年紀」に関連する取り組みを積み重ねていく。
たまたま、10月20日土曜日に午後2時から京都造形芸術大学で、「源氏1000年の対談が芥川賞作家の高樹のぶ子氏と歌人水原紫苑氏により実施される」とのこと。
源氏物語千年紀委員会が企画する一連の取り組みの一環なのだろうと思う。
源氏千年紀については、この間一貫して気にかかっている部分であり、この機会をとらえて、自分なりに「源氏千年」の意義を再構成する意味も込めて、「対談に参加」したいと考えている。
源氏物語については、源氏千年紀を目前に控え、逝去されたサイデンステッカー氏が惜しまれる。故人も、「その点が無念であった」かもしれない。
川端康成の英訳が発端になって、世界の川端に変身し、ノーベル文学賞受賞のトリガーとしての役割を果たした、といわれている。
このサイデンステッカー氏は、15年の歳月をかけ、源氏物語の英訳を完成、世界の文学界に紹介している。
今年、源氏物語はフランスにも渡り、仏訳された源氏物語がフランスの人たちの眼に触れることになる。
この点については、このブログで6月29日に「挿絵も光る仏語源氏物語」とのタイトルで紹介しているので、興味のある方はチェックしてみるとよい。参考のため、タイトルにリンクを張っておく。
しかし、家族全員での行動にはならないため、私一人、「個人的な行動」ということになるのではないか…
そうなると、大方20年振りの「個人的な行動」ということになる。
京都は私にとり、第二の故郷と位置づけられる学生時代を謳歌した街である。
当時授業などはそっちのけで、吉田山方面の校門から抜け出し、今出川通りを銀閣寺方面へ歩き、哲学の道を散策して、久し振りに法然院を訪れることも可能である。
対談が2時からであるため、朝早い電車で行けば午前中たっぷり時間をとることができ、法然院に眠る谷崎潤一郎や、河上肇の墓にお参りすることも可能である。
今から、何となくわくわくするような感じである。。。
Written by Tatsuro Satoh on 7th Oct., 2007
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