日経BP社のTRENDYnet Life Creative Site、L-Cruiseのコーナー、World Trend Watchのコーナー1月9日付記事で、「ジュエリートレンドを発信するイタリア」が紹介されている。
記事は、写真を追うだけでも楽しめる記事であり、イタリア文化を感じ取ることができ、楽しめるやも知れない。。。
ちなみに、記事タイトルにリンクを張っておくので、興味のある方は記事自体をチェックしてみることをお勧めする。なお、記事はミラノ在住ジャーナリスト高玉あかね氏により投稿されているものである。
記事の全文も面白いので、是非チェックしてみることをお勧めする。
記事の中で、「シルビア・ダミアーニさんは『私の両親は仕事=ノーブル』という考えを持って仕事に情熱を傾け、よく働いていました。私はその彼らの姿を通していかにジュエラーが意義のある仕事かを幼い頃から肌で感じる環境で育ちました」という部分に興味を持った。
現在、偽装事件があとを立たないものの、「仕事=ノーブル」との考え方が徹底されることにより、多少は異なった状況が生まれるのかもしれないとも感じる。
また、「ヨーロッパの女性は、美しいものを理解する感性がとても優れている。それはヨーロッパには家族または愛する男性から記念日にジュエリーを贈られるという習慣があり、幼い頃から本物と触れ合う機会が多いせいかもしれない」という部分なども、人格形成要素のひとつとして面白い部分であると感じる。。。
記事を部分的に引用しておく。
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記事引用
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イタリアは2千年の伝統を誇るゴールドジュエリーの生産国だ。その高度な技術と斬新なデザインは世界中の人々を魅了して止まない。そして常に世界にジュエリートレンドを発信している。イタリアでは、女性が日常的にジュエリーを身に着ける習慣がある。そして記念日に贈られるジュエリーには“大切なストーリー”との思いが込められているという。
イタリアを代表するジュエラー、ダミアーニは1924年、初代エンリコ・グラッシ・ダミアーニ氏によってヴァレンツァで創業された。以来、大きなヴィジョンを掲げながら情熱的、革新的にジュエリー界を常にリードしている。
(ダミアーニの工房にて、経験豊かなマエストロのダイアモンドをはめ込む作業)
この創業者の孫に当たるシルビア・ダミアーニさんは「私の両親は仕事=ノーブルという考えを持って仕事に情熱を傾け、よく働いていました。私はその彼らの姿を通していかにジュエラーが意義のある仕事かを幼い頃から肌で感じる環境で育ちました」と語る。
…(中略)…
(ダミアーニのラグジュアリーコレクションから)
(お祖母さまからお母様、そして子供へと代々受け継がれる指輪や時計)
ジュエリーと女性の関係はとても親密だ。多くの女性にとってジュエリーはその豊かな人生を象徴するかのように、肌につけたその瞬間から輝き始める。
ヨーロッパの女性は、美しいものを理解する感性がとても優れている。それはヨーロッパには家族または愛する男性から記念日にジュエリーを贈られるという習慣があり、幼い頃から本物と触れ合う機会が多いせいかもしれない。誕生日、大学卒業、恋愛を経て結婚、子供の誕生など、記念日に贈られるジュエリーには“大切なストーリー”との思いが込められている。
…(中略)…
(スウォッチ時計とリュクスな指輪の組み合わせは大人の余裕を感じさせる)
(アンティークのイヤリングはボーイフレンドがシチリアでプレゼントしてくれた大事な思い出が詰まっている)
なるほど、イタリアの女性は、しっかりとした現実的なことを好むらしい。そう言えば、昨年のイースターのお祭りの時、友人のイタリア男性が、喧嘩中の彼女と仲直りするために、卵形のチョコレートの中にジュエリーを隠し入れた。という話を思い出した。結果は見事、仲直り。なぜなら、チョコの中に入っていたのは、なんと、彼女が前から欲しがっていたアンティークのイヤリングだったから!
…(後略)…
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Written by Tatsuro Satoh on 22nd Jan., 2007