アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

イタリア・ヴェネト州を代表する白ワインであるソアヴェを
クオリティワインへと昇華させ、ソアヴェ・スペリオーレとして、
D.O.C.G.にまで押し上げた立て役者であるプラ。
そのプラが作る上質なアマローネです。

アマローネはイタリアを代表する高級赤ワインで、
イタリア・ヴェネト州ヴェローナ近郊、ヴァルポリチェッラ地域で作られる伝統的なワイン。
アマローネはイタリア語で「苦味」という意味です。

ブドウを一房ごと手摘みで収穫し、数ヶ月間陰干しにし糖度を高め、
完全に発酵させ辛口にするという伝統的な製法で作られます。
また、2年間木樽で熟成させることが義務付けられており、
20年以上に渡る熟成を期待できるものもあります。

非常に手間と暇を掛ける為に生産量も限られており、
アマローネは稀少で高価なワインとして、
イタリアでは法王や貴族などの限られた人々しか口にすることがなかったと言われています。

2007年産はアルコール度16.5％とその力強さが表れています。
ふちが少し赤みがかり、濃く深いルビー色。粘性があります。
クレーム・ド・カシス、ムスク、クミン、シナモン、樽のニュアンス、様々な花の香りにカカオの香り。
口に含むと、力強いアタックを感じ、凝縮した果実味が口中に広がります。
粗めの乾いたタンニンとしっかりした酸が長期熟成にも耐え得るしっかりとした骨格を形作り、
余韻にはしっかりとしたアルコール感を感じます。

ラムチョップ、ジビエ、トリュフソースのパスタ、中華料理全般、
熟成したチーズに好相性なのはもちろんですが、
イタリアでは寝る前にワイン単独で少量を飲む
メディテーション・ワイン（瞑想用ワイン）として好まれるのがこのアマローネです。






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