シャトー・トゥール・デュ・オー・ムーラン

サン=ジュリアンとマルゴーのほぼ中間に位置するキュサック村に、
このトゥール・デュ・オー・ムーランのブドウ園はあります。

2003年、70年ぶりに見直されたクリュ・ブルジョワ格付けにおいて、
半数以上が格下げされた中、
見事 クリュ・ブルジョワ・スーペリュールに格上げになりました。
その際、ロバート・パーカー氏は、
「最上のクリュ・ブルジョワ」に選び、「クリュ・クラッセの5級に匹敵する」
という評価をしています。

ワイン造りにおいては、1ヘクタールあたり1万本の密植をし、
厳しく抑制された収量の徹底をしています。
そして、剪定することによりブドウの色付きを促進させる栽培方法をとるなど、
こだわったブドウ栽培を行っています。
収穫後はコンクリートのタンクによる34℃～35℃という高温で醗酵。
新樽率は30%、熟成期間は12～15ヶ月間です。

栽培～醸造、熟成まで一貫した徹底ぶり！
その為、このワインの味わいは強く、エキス分の豊さが特徴です。
特に良いヴィンテージではワインの味わいも色合いもとっても濃厚！
プラムやベリーなどの風味があり、凝縮感に富んだ濃い果実味、
筋肉質で骨格のあるスタイル。
タンニンもしっかりとあり、はちきれんばかりのたっぷりとした造りが特徴です。

その凝縮した味わいは、ブルジョワ級のシャトーのなかでも、
最も凝縮感と強い味わいのあるワイン
の一つともいえるのではないでしょうか。

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