初回放送が2009年のNHKドラマ 司馬遼太郎原作の『坂の上の雲』が
15年ぶりに再放送されることになり 今週の日曜日 第1回目放送が
ありました。
日本が近代国家として歩み始めたばかりの明治の初め 伊予松山に3人の男がいた。
のちに日露戦争で大きな役割を背負った 秋山好古・真之兄弟と 明治を代表する
文学者の正岡子規。 彼らはただ前だけを見つめて 明治という時代の坂を上って
行った と書かれています。
秋山好古(阿部寛) 真之(本木雅弘) 正岡子規(香川照之) の3人が 主役となります。
撮影は国内22都道府県 海外は米・英・マルタ共和国ら12ヵ国でロケをしたそうで
2007年~3年かけ制作され 語り手 渡辺謙 メインの曲は久石譲氏作曲の
『Stand Alone』です。
15年前このドラマの 初回放送を観ました。伊藤博文(加藤剛) 東郷平八郎(渡哲也)
を演じた2人はその後鬼籍に入り 15年という年月も感じます。
NHKさま 拝借します
再放送に当たり主演の本木雅弘氏が 撮影中の3年間はこれだけに絞り仕事をした
全放送が終わったとき 秋山真之の次女さんから礼状をもらった と語りました。
15年前に93才の次女が 2歳の時 父が亡くなったため(真之は49才で病死) 記憶は
ないが 在りし日の父の姿を見せてもらい嬉しかった と書かれていたそうです。
時代の坂を駆け上がった彼らと 彼らを取り巻く 凛と生きた明治の女性像も描かれ
見応えのあるスペシャルドラマになっています。
第1回目は 秀才の好古・たびたび警察の世話になる真之・自由民権運動に精を出す
体の弱い子規 という三者三様の姿で 真之と子規は 幼な馴染みです。
第2回目は明日 9月15日(日曜) の夜11時からNHK総合で
『坂の上の雲 少年の国 後編』があります。彼ら3人は 伊予を出て東京での
暮らしが始まります。
ぜひご覧ください 時間をかけ贅沢に作られたドラマです。