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くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

若手医師 県内増加。

2021-01-04 | 日記

お正月三が日もすみ 世間がもとの生活にもどった今朝の高知新聞一面に
『若手医師 県内増加』の見出しで 医師不足に苦しんだ本県で 近年若手
医師が増加している という記事がのりました。

記事によると40歳未満の医師数が 2014年の517人から 2018年には570人
に増えた。しかしまだ 高知市・南国市以外の地域では医師不足が続いており
医師不足解消には あと10年かかる と県は言っております。 

研修医が 地方より都市部の病院を希望するようになり 高知大医学部卒業
でも県内に残らない。この「高知大ショック」を受けた県は 医学生に月額
15万円を貸与する奨学金制度を 2007年に創設したとのこと。

6年貸与の場合は卒業後 県内の指定医療機関で9年間はたらけば 全額免除
するシステムで 若手医師の定着を図った結果が 数字にあらわれ始めました。

友の息子が防衛医大を卒業後 9年間のお礼奉公中に 家の事情で義務期間が
果たせなくなったとき 20年前でしたが えっ! と思わず聞き直したほどの
大金を国に返しました。

防衛医大は全寮制で 衣・食・住 そして医学生には 給与もボーナスも出る
と聞いていましたので 莫大な返還金は 仕方ないかもしれません。

友の家はお金持ちで すんなり大金を支払いましたが もしわが家ならとても
ムリです。 ま うちには 医者になる優秀な子もおりませんが。

高知大の医学生は 入学金も授業料も 生活費も自分が支払っており 単純に
計算しても 6年間の奨学金は1千万円ほどです。返還金制度を県がどう決めて
いるか知りませんが ぜひ県に残り 勤務してほしいです。 

現在 県の奨学金を貸与中の医学生は 約400名とのこと。県内にはへき地が
多く お礼奉公は若者にはつらい修行になるでしょうが 義務期間が終わる頃
には 人間味あふれる素晴らしい医者に きっとなっているでしょう。

一年ごとに老いていく身体に 『若手医師  県内増加』 はうれしい記事でした。  

 

コメント (16)
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