ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「わたしを離さないで」

2022年07月18日 | スリラー・ミステリー映画
2011年公開の映画の紹介です

監督は、マーク・ロマネク。
ジャンルは近未来のSF・ドラマ映画です。
主演・出演は、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ、シャーロット・ランプリング、サリー・ホーキンス。


手術室の前にたたずむ、介護人となって9年となるキャシーは「未来よりも過去を想う」と語り回想します。
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寄宿学校ヘールシャム。
殆ど隔離された状態の中で、幼いキャシーはいじめられているトミーを気にかけます。
ある日ルーシー先生は、思いつめた表情で生徒に語ります。
「将来あなた達の人生は決められていて、間もなく臓器提供が始まります。
自分を知る事で生きることに意味を持たせて下さい。」
そしてその後ルーシー先生は辞めたと告げられます。
間もなくキャシーの友達のルースは、トミーと付き合うようになるのです。
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その後卒業して施設に移った3人は、それぞれの役割に入り別々の生活になります。
ある日“介護人”のキャシーはルースの情報を知り、会いに行きます。
ところが、臓器提供をしているルースは歩く事もままならない状態だったのです・・・

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原作はカズオ・イシグロの同名小説です。

英国インディペンデント映画賞では、「主演女優賞/キャリー・マリガン」を受賞、
ハリウッド映画祭では、「ブレイクスルー男優賞/アンドリュー・ガーフィールド」を受賞しています。

3人のとっても可愛い子役時代は、イゾベル・ミークル=スモール、エラ・パーネル、チャーリー・ロウが演じていますが、詳しい情報があまりなくて残念です。

※ 日本のテレビドラマでも2016年に放送されました。
綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみが演じています。

≪ 付録 カズオ・イシグロ 映像化小説 ≫

※ 1989年に『日の名残り』で英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞。
2017年にノーベル文学賞を受賞しています。

「日の名残り」(1994) 
監督:ジェームズ・アイヴォリー 
出演:アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、クリストファー・リーブ

「浮世の画家」(2019年3月) NHK/BS・総合 
出演: 渡辺謙、広末涼子




お立ち寄りと、日々の応援ありがとうございます
カズオ・イシグロの小説「忘れられた巨人」を読んでいるところです
まったくもって、掴みはOKでございますぞ

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (hisa24)
2022-07-19 08:29:23
原作がよかったので映画も観ました。原作ほどではなかったですが、結構いい映画でした。
キャリー・マリガンはいいですね。
返信する
おはようございます (hisa24さんへ)
2022-07-20 06:10:56
カズオイシグロ氏の文面は、しんみりとして情景が浮かぶ書き方と思います
この映画は原作読んでいませんが、書き方と同じ作られ方ではないかと思うほど良かったです
今、別の本も読んでいます
いい作家さんですよね 
返信する

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