ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「Fukushima 50」

2020年11月12日 | 日本映画
今年3月公開の日本映画の紹介です

監督は、若松節朗。
門田隆将著のノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』が原作の、実話をもとにしたフィクション映画です。
主演・出演は、佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、安田成美、平田満、萩原聖人、富田靖子、吉岡里帆、斎藤工。


2011年3月11日、PM2:46。
東京電力福島第一原子力発電所、1、2号棟サービス建屋2階、中央制御室。
震度6の大きな揺れで一旦は停電になったものの、非常用電源で間もなく電力は復旧し、当直長の伊崎は慌てず一つ一つ確認するよう皆に伝えます。
間もなく免震棟の所長・吉田から電話が入り、同期の伊崎はタメ口で応対します。
PM3:40。
再び停電になり主要電源が止まってしまい、状況を確認している処に外から入ってきた作業員たちから津波が来たと知らされます。
原子炉に電源が通らなければ燃料が外に出てくる危険性があり、水を入れて冷やすしかないと伊崎は考えます。
吉田は原子炉を冷やすために消防車を手配し、伊崎と連絡を取り最終的には“ベント”をやるしかないと話すのです。
放射性物質が外に放出される為、住民に避難勧告が出されます。
AM9:04。
伊崎は、原子炉内で手動で冷却水の通る管のバルブを開ける作業を募ります。
大変な危険性があるので誰も挙手しない中、伊崎は自ら手を挙げます。
すると、当直長は残って指示を出す必要がある、と、皆手を上げ始め、2人一組で行動が開始されます。
PM3:36。
ついに、爆発音がとどろいてしまったのです・・・

**********************************************
“ベント”とは、原子炉内の圧力を下げるために内部の蒸気を抜くことで、放射性物質が外に放出されることを意味するんですね。

渡部謙演じる吉田昌郎所長は、唯一実名の登場者のようです。
吉田昌郎所長を知る人々は、しぐさなどがとても似ていて驚いたとか。
緊急対策室のセットに入った渡部謙は、
「今でも帰宅困難の人がたくさんいます。その人たちの気持ちを受け止めて、事実をしっかり描きましょう」
と大きな声で挨拶をしたようです。

メインの舞台となる1・2号機中央制御室(中操)と、緊急時対策室(緊対)のセットは、東京・調布の角川大映スタジオに作られ、全て詳細に再現されているようです。




お立ち寄りありがとうございます
今年は劇場鑑賞を控えている為、レンタルを待ち望んでいた映画です
涙してしまいました・・

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
災害の陰に (ジュリア)
2020-11-12 19:51:50
ふくさん こんばんは★

劇場で観ました
未曾有の災害・・・
私たちは現場から離れた場所に住んでいるので
ニュースでしか状況を知ることができず
現場ではこんなことが起きていたとは、と
本当にショックでした
返信する
おはようございます (ジュリアさんへ)
2020-11-13 06:03:06
劇場で観られましたか
迫力がありましたでしょうね
たくさん映画を観られていますね
レビューを書くようになって、更にいろいろなことを知ることが出来るようになりました
現実に起きたことや、俳優陣の取り組み方など
観ていただけとは違う映画の楽しみを感じているんです
返信する
もう・・・ (ちびゴリ)
2020-11-14 07:16:33
おはようです。
この映画、見たいな~って思ってるんですけど、レンタルに出てるんですかね。新作かな~。ちょっと前にも出かけましたが、新しいコーナーはあまり見なくて・・・。
空飛ぶタイヤのようなリアルな映画は面白いですからね。
返信する
こんばんは (ちびゴリさんへ)
2020-11-14 21:01:49
はい、レンタルになったばかりで、速攻で借りてきました
バリバリの新作です
最近は、待っている映画も多いので新作チェックしまくりです 
「空飛ぶタイヤ」も良かったですね!!
返信する

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