「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

1981年公開の映画の紹介です

監督は、ボブ・ラフェルソン。
ジェームズ・M・ケインの小説が原作の、クライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、ジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング、ジョン・コリコス。

(あらすじ)
1930年代のカリフォルニア。
ヒッチハイクでスタンドチェーンに寄ったフランクは、
運転手に置いてきぼりにされ財布を盗まれたと経営者のニックに伝えます。
フランクが機械工と知ったニックは、車の修理を手伝うようニックに提案します。
一旦は断ったフランクですが、ニックの美しい妻・コーラを見て働くことに決めました。
その後ニックの不在の時、フランクがコーラをレイプしようとすると、

コーラは自らテーブルの上のものをどかしたのでした。
コーラはフランクに夢中になり、ある日フランクと駆け落ちでシカゴ行きを決めるのです。
ところが駅でばくちに夢中になるフランクを見て、コーラは呆れて帰ってしまいました。
その後フランクも戻り、今の状態ではいられないと話されたコーラはある提案をします。
ある夜フランクはおもりの付いた袋をコーラに渡し、危険な時は2回ベルを鳴らすよう話します。
決行の時コーラが突然叫びだし、フランクが駆け付けるとニックは血まみれで倒れていました・・・

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原題も同じ意味の『The Postman Always Rings Twice』
意味合いは、
「決定的な報を意味する」ようです。
「アメリカでは郵便配達はいつも玄関のベルを二度鳴らすしきたりになっている。
つまり来客ではないという便法である。」ようです。

コーラ役は、この頃30歳ほどのジェシカ・ラング。
アカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞、演技の三冠を達成している女優さんです。
「キングコング」(1976)がデビュー作品だったんですね。
「トッツィー」(1983)では、アカデミー助演女優賞を受賞、
「ブルースカイ」(1995)では、アカデミー助演女優賞を受賞しています。
近年では、「テレーズ 情欲に溺れて」(2014・劇場未公開)「ザ・ギャンブラー/熱い賭け」(2016)などの出演、
「探偵マーロウ」が間もなく公開予定です。

既に2本映画化になっています。

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1943)
監督：ルキノ・ヴィスコンティ
出演：マッシモ・ジロッティ、クララ・カラマイ

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1946・劇場未公開)
監督：テイ・ガーネット
出演：ジョン・ガーフィールド、ラナ・ターナー

2017年に舞台化もありました。
演出：イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演：ジュード・ロウ

皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
「キングコング」から、ずっと観ている女優さんです
未だに聡明で美しく、「探偵マーロウ」もとても、楽しみでございます

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