ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「血と骨」

2020年08月03日 | 日本映画
2004年公開の日本映画の紹介です

監督は崔洋一。
梁石日(ヤン・ソギル)の小説が原作の15R指定・ドラマ映画です。
主演・出演は、ビートたけし、鈴木京香、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー、松重豊、北村一輝、柏原収史、寺島進、國村隼、濱田マリ。


1923年。
韓国からの船に乗る若い金俊平は、大阪を目前に希望を胸に湧かせます。
数年後、金俊平は子供がいる英姫の家へ押し入って居座り、妊娠した英姫は働いていた紡績工場を追い出されてしまいます。
花子と正雄が生まれてからも俊平の緩慢な態度は続き、行方をくらませている間は英姫も子供たちも幸せなひとときを過ごしていました。
ところが突然帰って来た俊平は、暴言暴力の塊だったのです。
俊平は、火事で焼けた家を勝手に手入れして蒲鉾工場を始め、思ったより繁盛し始めます。
ある雨の日、家の軒にたたずむ男性が、横柄な態度で金俊平に話しかけます。
「あんたが金俊平さんかい?あんたの息子じゃけ」
朴武は俊平のせいで悲惨な生活を送ってやっとたどり着いたと話し、俊平が大目に見るのをいいことに女性を連れ好き勝手のし放題です。
しかし10代前半の正雄は、兄貴分として慕うのです。
そうしているうちに朴武は家を出ていくと言い、俊平に金をせびります。
朴武の態度に堪忍袋の緒が切れた俊平は、酷い暴力をふるい始めるのです・・・

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あらすじの後も、俊平の暴力行為は留まるところを知りません・・・

題名に「血は母より、骨は父より受け継ぐ」と言う意味があるようです。

この映画と、梁石日原作の「月はどっちに出ている」(1993)は、どちらも原作者の自伝的小説のようです。
古沢優作の漫画もあります。

あらすじに登場しませんが、俊平が囲う若い女性・清子役は中村優子。
「火垂」(2001)では、ブエノスアイレス映画祭/主演女優賞を受賞しています。
「クヒオ大佐」(2009)のホステス役では、役作りの為名を伏せて店に勤め指名されるほどになったとか。
今年3月「九月の恋と出会うまで」の公開があります。





お立ち寄りありがとうございます
ヤクザ映画と思っていました
ヤクザな映画でしたが・・
コメント (2)
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