「キッド」

2000年公開の映画の紹介です

監督はジョン・タートルトーブ。
ファンタジーっぽい、コメディっぽい、ハートフル映画です。
主演・出演は、ブルース・ウィリス、スペンサー・ブレスリン、エミリー・モーティマー。

イメージ・コンサルタントの仕事をしている独身男性のラスは、毒舌で非情なアドバイスをしますが的を得ていて人気がありました。
家族に対しても冷たく、自分の過去を抹消しているラスは、ある日子供のころ遊んだ赤い飛行機を玄関先で見つけます。
父の仕業とラスは思いますが、家の付近でうろちょろする男の子を捕まえると、その飛行機を取りに来たというのです。
ラスティ名乗る太めの男の子と話すうちに、驚いた事にことに自分しか知らない過去や同じ傷があったのです。
おかしな状況に慌てふためくラスは取りあえずサンドイッチを作り始め、処方された強い薬も飲みますが、少年は消えません。
こっそり職場に連れて行くとどうやら秘書にも見えるようで、ラスは甥と紹介します。
ラスの事情がわかるにつれ、ラスティ少年は嘆きます。
「40になるのに、独身で犬も飼っていなくて、パイロットでもないなんて！！！」
その後、ラスはラスティと話すうち、過去の自分を思い出し始めるのです・・・

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珍しい役どころのラス役は、ブルース・ウィリス。
なんたって｢ダイ・ハード｣(1989)シリーズで有名です。
主演・出演が多数ある中、『ゴールデンラズベリー賞・最低主演男優賞』を5回ノミネートのうち、3回！！受賞してるんですね。

少年時代のぽっちゃりしたラス役は、スペンサー・ブレスリン。
「ミート・ザ・ペアレンツ」(2001)の出演があります
妹のアビゲイル・ブレスリンが女優で大活躍中です。

≪　ゴールデンラズベリー賞　豆知識　≫　

アメリカの映画賞のひとつで、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するものです。
ラジー賞（Razzies）とも呼ばれています。

「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員による投票で受賞作品を決定するようです。

最近はB級映画独占ではなく、
『輝かしい実績があるにも関わらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優』や、
『前評判と実際の出来のギャップが著しい大作』
などが受賞する傾向にあるんですね。

2014年度からは『ラジー・名誉挽回賞』なんて賞がが新設されたようでして、
2014年度は『ジーリ』のベン・アフレック、
2015年度はシルヴェスター・スタローンが受賞しています。

いつも応援頂いて、ありがとうございます

ホッとするひとときが訪れる作品でした