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見た目は旧式、中身はCoolな新型Mac mini

2009-03-15 11:22:15 | デジタルニュース
プロシューマー向けの「Mac Pro」を筆頭に、コンシューマー向けでは液晶一体型の「iMac」、超小型の「Mac mini」と、デスクトップ型のラインアップを一新したアップル。中でも注目は、ほぼ1年半ぶりにフルモデルチェンジして3代目に生まれ変わったMac miniだ。

サイズが165.1(幅)×165.1(奥行き)×50.8(高さ)ミリというスクエアボディ、重量も約1.31キロと小型軽量な形状は従来機を継承しつつ、内部システムを最新世代に改めたのがポイントだ。具体的には、これまでのインテルマザーボード(Intel 945GT Expressチップセット)から、NVIDIAのGeForce 9400M(ユニボディを採用したMacBookなどと同じ)に変更することで、同じ統合型チップセットでありながら、3D描画性能の飛躍的な向上を実現した。

チップセット一新に伴って、CPUがFSB 1066MHz対応のCore 2 Duoになり、メモリがDDR2から高速かつ省電力なDDR3となって最大搭載容量が4Gバイトまで拡張された。2.5インチSerial ATA HDDの増量や光学ドライブがSuperDriveになり、無線LANもIEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト準拠)になるなど順当なアップグレードが施されたほか、標準でデュアルディスプレイ出力をサポートしたのも見逃せない。

 新型Mac miniでは背面にMini DisplayPortとMini DVIが用意され、Mini-DVI→DVIアダプタが付属する。別途Mini DisplayPortアダプタ(新型MacBookシリーズと共用可能)を使えば、アナログRGBやDVI出力ができ、さらにApple Mini DisplayPort Dual-Link DVI アダプタを経由すれば30インチApple Cinema HD Display(2560×1600ドット表示)も接続が可能だ。テレビサイドPCとしての利用を考えているユーザーにはHDMI端子を備えてほしかったところだが、試しに手持ちの42型テレビ(東芝 REGZA 42Z2000)にMini-DVI→DVIアダプタ+DVI→HDMI変換ケーブルで接続したところ、ドットバイドット(1920×1080ドット)で表示が行えた。また、ナナオの24型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan HD2452W」(1920×1200ドット)と22型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2242W-H」(1920×1200ドット)を同時に接続したところ、問題なく表示できた。ただし、Mini-DVI→DVIアダプタとMini DisplayPortアダプタともに本体の端子が外れやすく、設置には注意が必要だ。

さて、実際に使って見て驚くのは、ファンの風切り音の静かさだ。アップルのホームページには、「操作していないときの消費電力は、わずか13ワット。旧モデルの電力消費量を45パーセントも削減しました」とあるように、CPUは新型MacBook(MB466J/A)と同じTDP25ワットのCore 2 Duo P7350(2.0GHz)になり、メモリ電圧の低下(1.8ボルトから1.5ボルト)、チップセットが2チップから1チップに集約されたことなどもあり、高負荷時でもファンの風切り音はまったくといっていいほど聞こえず、むしろ光学ドライブの回転音が気になるほど。ベッドサイドPCとして使っても差し支えないのは驚きだ。

 最後に、ベンチマークテストで新型Mac miniの上位モデル(MB464J/A)の性能をチェックした。比較対象には、アルミユニボディを採用した新型MacBookの上位モデル(MB467J/A)、同じくGeForce 9400Mを搭載した新型MacBook Whiteを取り上げた。

 iTunesでファイル変換に要した時間は、QuickTimeファイル(再生時間1分)の「iPod/iPhone用」変換で87.4秒、 Appleロスレスファイル(再生時間10分)のAAC変換では21.6秒だった。CPUクロックが同じ新型MacBook Whiteとほぼ同じで、CINEBENCH R10では、OpenGLのスコアが4131、Rendering xCPUのスコアが4368と、同クロックのMacBook Whiteを上回るスコアを記録した。さすがに新型MacBookにはかなわなかったが、DDR3メモリの効果は確実に反映されているようだ。

 以上、新型Mac miniも見てきたが、機能や性能のアップはもちろんのこと、価格も下位モデルで6万9800円と従来モデルより1万円も引き下げられており、コストパーフォーマンスは確実に高まっている。欲をいえばもう一声、価格が低かったら申し分なしだったのだが、それでもこの静音性は魅力であり、小型デスクトップPCを求めるユーザーには見逃せない選択肢が加わったのは間違いない
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