コカコーラの黒歴史。今では身近すぎるコカコーラの秘密を製造の歴史から振り返ります。お楽しみください。
すでに暴かれていた?コカ・コーラの秘密のレシピ
ペンバートンが作成したという、初期のコカ・コーラレシピ。このレシピに書いてある、謎の香料「7X」がコカ・コーラの味の秘密と言われています。
詳しいレシピはこちらからどうぞ
ついにコカ・コーラのレシピが発見される !?
世界中のどこにいても、コカ・コーラは身近な存在です。あの象徴的なガラス瓶や筆記体のロゴ、一目でそれとわかります。でも、エッセンシャルオイルとはどんな関係があるのでしょう?
日頃私たちが口にする食べ物や飲み物と同様、コカ・コーラにも炭酸水と糖類にフレーバーをつけるためにエッセンシャルオイルが入っています。しかし、この有名なドリンクをひと口飲んで、何の味がしますか?
私たちの生活にすっかり浸透しているコカ・コーラ。おなじみの味だからこそ、飲んでもコーラの味と認識するだけで、素材一つひとつの味には気づきません。複数の素材からなるその正体は、門外不出なのです。
コカ・コーラの始まりは慎ましいものでした。1886年に薬剤師のジョン・ペンバートンが発明し、販売価格は1杯3ペンス(約7.5円)。ジョンは手近にある原材料でシロップを調合し、それを炭酸水に混ぜて、のちに誰もが知ることになる、美味しい炭酸飲料を作り上げたのです。
そのレシピはアメリカ・アトランタにあるコカ・コーラ本社に100年以上大切に保管され、コカ・コーラ社は独特な味を唯一無二のものにしようとしました。しかし、競合企業の挑戦は止められません。スーパーに行き、ドリンク売り場を見れば、様々な種類のコーラ飲料か見つかるでしょう。そのすべてがコカ・コーラのマーケットシェアを奪おうと狙っているはずです。確かにどれも似たような味がします。しかし、飲み比べをすると、多くの人は元祖であるコカ・コーラの味かわかると言います。
では、コカ・コーラを世界的に人気の高いソフトドリンクにしたのはいったい何なのでしょう?それは、徹底したレシピ管理です。その秘密が漏れないよう、コカ・コーラ社はコーラシロップを作るための原材料に1から9までの番号をふり、単に「商品」とだけ記載して別々に出荷しています。工場長ですら、番号がふられた箱の中身は知らされていないそうで、知っているのは使用量と手順だけ!
何年もかけて調べた結果、「商品」の中のいくつかは一般に砂糖、カラメル色素、カフェインとされています。残りは謎に包まれたまま...。の中でも特に7番(通称7x)が、そう、お察しの通り、エッセンシャルオイルの秘密のブレンドだと言われています。
秘密のレシピに隠されているのは、絶妙な分量で配合された様々な原材料。少し香水のレシピにも似ています。コカ・コーラを飲むと、あなたは何の味に気づきますか?バニラ、シナモン、それにクローブ?コリアンダー、ネロリ、オレンジにライムも?これらはすべて、科学者、歴史学者、競合企業、熱狂的なファンが、コカ・コーラの秘密のレシピに含まれていると主張しているものですが、果たして真実は...?
コカ・コーラのレシピはコカ・コーラ本社の金庫に保管されていて、ほんの一握りの人しか、その中身を見ることができません。はっきりしているのは、エッセンシャルオイルは生活を心地よく、香りよく、美味しくしてくれるということです。